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次の日。
私の家に、徹さんと翼と翼のお母さんまでもが来てくれた。
一通り話を終えて、お母さんは泣き、お義父さんは顔面蒼白だった。
「唯はこの家にはもう入れないよ。親子の縁を切る」
お義父さんの言葉に驚愕した。
「城本さん、お気持ちはわかりますが親子の縁を切ってもAさんの状況は変わりません」
徹さんが静かに言い放った。
「法で罰するのは簡単です。
でも、世間体もあるでしょう。今はとにかく、Aさんを一人にしない事が大事なんです。
彼女の気持ちを第一優先にしてあげてください」
徹さんのその一言でお母さんが決心をした。
「私、仕事辞めるわ」
私はびっくりしすぎてきっとマヌケな顔をしていたに違いなかった。
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作者名:ミーコ | 作成日時:2016年8月6日 23時