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* ページ12
ポケットに手を入れると、スマホがあった。
「普通取り上げるよね?」
と、呟きつつも、またしても山のように届いているメールや着信に驚かされる。
アプリでここが何処なのかを調べてみたら、意外と学校から近い事がわかった。
裏側から細い道を抜けて、表通りに出た。
人目につく場所に出たのは、目立たないようにする為。
「さて、どうしよう」
財布も自転車も学校に置いてある。取りに行くのは危険だろう。
家にはお母さんもお義父さんも仕事でいない時間。唯が戻って来るかもしれない。
明美の家もバレてるし、あと行ける所といえば……。
頭に翼の顔が浮かんだ。
女友達を巻き込みたくはない。
スマホを覗いて翼の名前をタップした。
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作者名:ミーコ | 作成日時:2016年8月6日 23時