ドSのルールに乗っ取りまして ３

夢の続き ページ22

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「えーっと………この状況は？」




休みの午後。

私は突然現れた淳センパイに、突然拉致されてとある宝石店に佇んでいた。




「お前地味子だからなぁ。こういうのって給料の３ヶ月分っていうだろ？俺の給料３ヶ月分っつったら相当でかいのになっちまうよなぁ」




と、ショーケースの中のキラキラ輝くダイヤモンドという名の指輪を眺めながら、ブツブツと言っている。



「えーっと、これはどういう流れ？」



「お前に似合うのってやっぱこれか？
地味子にはこれくらいで充分だろ？」



と、１カラットくらいのダイヤを指差した。

店員のおねーさんが嬉しそうにショーケースからそれを取り出す。



「ささ、奥様？指のサイズをお測りいたしますね？」


と、私の左手を取りリングの束を１つずつはめていく。

お綺麗なてですね。とか、細いですね。とか言いながらサイズを測り、さっき取り出したダイヤの指輪を私の左薬指にそっとはめた。


それは少しブカブカで、ダイヤがくるりと一回転してしまうほど。



「えーっと………これは」



３回目の同じようなセリフを吐こうとしたら、淳センパイのチョップが降ってきた。



「婚約指輪だ」


「コンヤクユビワ？」




夢の続きかしら……？





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