ドSのルールに乗っ取りまして ３

単純 ページ17

「ぎゃーーー！！どこ触ってんのよ！」

「いちいち騒ぐなよ。チチ揉まれたくらいで」

「チカン！ヘンタイ！もうテレビに出るな！」

「俺は別にかまわねぇよ？でもさー、出てくれって言われんだから仕方なくね？」

「暴露してやる！」

「世の中いろんな人間いるからな、こんな俺でも大好きって奴」

「どこのどいつよ！今すぐ連れてきてよ！」

「鏡見てみ？」

「鏡？なんで鏡？って！私かいっ！！」

「物好きだよな、あ！俺もか！」

「私は普通ですけど？」

「どこがだよ。やっぱ鏡見た方がいいぞ」

「ほんとに失礼……」



口にチョコレートアイスを押し込まれた。



「……うまい」

「だろ？濃厚なんだよここのパフェ」

「今度食べよう！」

「……単純な奴」

「なんか言った？」

「別に」


全部食べ終えた淳センパイは、行くぞー。と伝票を持って立ち上がった。


「あ、それ私が払う」

「いいよ。俺が払うし」

「あの子達の分もあるんだよ？」

「元々は俺の所為だろ？気にすんな」

「でも……」

「今日は久しぶりのオフなんだよな。身体で払って？」

「…っ！」



ニヤ………と笑ったセンパイが、やっぱり悪魔に見えた。




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