もう、ほっといて

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ジリジリッカチッ

芹那｢ん〜、Aおはよぉ｣

『おはよう

朝ごはん食べる？』

芹那｢ん〜、食べるぅ｣

『わかった』



『出来たよ』

芹那｢おいしそ〜

頂きます！｣

『いただきます』

芹那｢美味し〜｣




芹那｢よし！用意できたよ！｣

『じゃあ、先出てて』

芹那｢わかった〜！｣


芹那｢Aと登校するのなんていつぶりだろ〜｣

『さぁ、覚えてない』

人と登校するなんてあの時以来かな

芹那｢やっぱ学校に近いと楽だね〜

もう着いたよ｣

『そうだね』



バッシャ！

｢昨日のおかえしー｣

ザワザワ…

｢ねぇ、なんか調子乗ってる？｣

｢あんたウチらのグループ入れてあげてんだけどぉー？｣

｢お前もちょっと顔がいいからって調子乗ってるよね？｣

｢あんたの顔面塗装も剥がしてやろうか？｣

芹那｢…入ったつもりないし

ていうか入学式からずっと

私がモテるからその、おこぼれもらおうと付き纏ってんのそっちじゃん？｣

『悪いけど調子乗ってないし、

あんたらみたいな分厚い顔面塗装してないから

剥がれたところでなんだよね』

｢な、｣

｢お前らなんかっ｣

｢あのクソダサい石森とでも一緒にいろよ！！｣

バチーン！！

芹那｢ちょ、A？！｣

『…ギャースカギャースカうるせぇな

そんなんだからモテねぇんだよ

石森さんよりもお前らの方がよっぽどダセェんだよ』

羽花｢み、美鈴さん！｣

羽花｢っ、元は、うちの門限が5時なせい！

菅野さんと美鈴さんは庇ってくれただけ！

文句があるなら私にどうぞ！！｣

Aに上着を掛ける界

『っっ』

界｢怖ぇよ、クソダサイ石森に怒られてんじゃん

自覚ある？見てて哀れ｣

｢っっ｣

先生｢はいはい、話聞こうか｣

｢ヤダーめんどくさいー｣

先生｢こっちのセリフだよ｣


界｢次は俺を呼べよ



芹那｣

芹那｢ちょ、ばか｣

羽花｢…｣
『……

くるっ』

界｢Aはまて｣

『イヤよ』

界｢いいから来い｣

『ちょ、離して』

界に引きづられていくA

友哉｢羽花ちゃん大丈夫？｣

羽花｢あ、はい！

美鈴さんが庇ってくれたので！｣






ガラッ

『話してって言ってるでしょ！！』バシッ

界｢……｣

『なんなの？！話しかけてこないでって言ったでしょ！』

界｢俺はそれにわかったって言ってない｣

『………もうほんとお願いだからほっといて』

界｢俺はお前がまだ好きだほっとくなんて出来ない｣

『そんなの知らない

お願いだからほっといて』

ガラッパタン

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