あなたのそばに…【文豪ストレイドックス】 (ページ47)

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番外篇お正月ページ47

あれから約三十分。まだ打ち合いを続ける新旧双黒。

「何してるの？」

『乱歩さん‼実は…』

「ん？この紙は？…あぁ…成る程」

流石乱歩さん。説明をする前に解答を書いた紙を見ただけで現状を理解するなんて…。

現状を理解した乱歩さんはゆっくりと四人に近づき敦くんのラケットを取り、点を取る。

「へ？…えっと…」

突如現れた乱歩さんにナオミちゃんも対応が追いつかない。けど乱歩さんは其れも御構い無しに話し始める。

「第一問。誕生日は8月8日。第二問。座右の銘は僕が良ければ全て良し。第三問。マイブームは飴細工」

「せ、正解ですわ‼」

「Aちゃん飴細工なんかしてるの⁉」

『乱歩さんがこの間食べたいと仰ったので…一度挑戦したら思いの外楽しく…今では飴細工で白鳥を作れます』

「凄い…」

乱歩さんにも特に話した事は無いんだけどな…。作る度に差し上げていたし判るか。

「此れでAは探偵社側だね。諦めてねお義兄さん」

「誰がお義兄さんだ‼」

「冗談だよ素敵帽子君」

乱歩さんにまで揶揄われ始めた中也さん。運動した所為でお酒も先刻より回ってるみたいで顔が素晴らしく赤い。

「ま、Aは僕の隣に居るのが当たり前だからね‼」

『はい‼何処までもお供します乱歩さん‼』

卓球場に皆を置いて乱歩さんの後を追いかける。
流石は乱歩さんどんな時も素晴らし‼

「最後はやっぱり乱歩さんなのだよねぇ…」
＿＿＿
三話で終わらそうと思ったけど無理でした。