検索窓
今日:7 hit、昨日:10 hit、合計:26,472 hit

第十六話 ページ19

「…世話になったな。それに…何だ 実力 疑って悪かった 難事件があったらまた頼む」

『分かればいいんですよ‼』

「…何で嬢ちゃんが誇らし気なんだ」

『じょっ⁉私は20歳で成人ですよ‼嬢ちゃんなんて歳じゃありませんよ‼』

「20歳でも俺からしたら嬢ちゃんだろ」

『……え、驚かないんですか?』

「何がだ?」

『いや、初対面の方は大概私の実年齢を聞いたら驚かれるか疑うかの二択だったんで』

「刑事してたら見た目と年齢が疑いたくなる程違う奴なんて良く見るしな。嬢ちゃんはまだいいほうだろ」

『貴方良い人ですね』

「は?_急に何だ」

「僕の能力が必要になったらいつでもご用命を 次からは割引価格で良いよ♪ A行くよー」

『はい‼』


無事に事件も解決。安井さんの後釜さんも良い人と判明‼
今日は川に落ちた以外はいい日だったな…。


『そういえば…彼の人絶対に技と私を川に引きづりこんだな…』

「そうだよ。川から上がってきた時に云ってたからね」
***
「やあ敦君仕事中?おつかれさま」

「ま…また入水自 殺ですか?Aさん巻き込まれてますけど」

「うふふ 独りで自 殺なんてもう古いよ敦君 前回の美人さんの件で実感したよ 矢ッ張り死ぬなら心中に限る!独りこの世を去る淋しさの何と虚しいことだろう!」

「え?じゃあアンタAさんと⁉」

「嫌ね、川を眺めてる時に丁度Aちゃんが来てくれたのでついね」

「無理心中って知ってます?」
***
何なんだ彼の人…実はまだ私の事、嫌いだろう…


「その後、網から降ろして息してないAに人工呼吸をしようとする太宰を敦君が止めてたら君が目を覚ましたってわけ」

『だからどアップ…今度簀巻きにして川に流しても怒られませんかね?』

「大丈夫じゃない?太宰だし」

『ですね。それにしても今日の推理もお見事でした‼流石は乱歩さんです‼』

「当たり前でしょー?」


異能でも何でもない貴方の力で私は救われたんです。


【君、人殺しだよね】


其れが、どれほど嬉しかったか__。


「何、呆けっとしてるの?早く行くよ‼今日のお菓子は?」

『今日のお菓子はお饅頭ですよ。昨日、社長が買ってきてくださったものです』

「‼早く帰ろう‼ おーい‼後ろの二人‼置いて行くよー‼」


乱歩さん。貴方は判っていますか?

第十七話→←第十五話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.7/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
23人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドックス , 文スト , 原作沿   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

美影(プロフ) - すごく面白いです!言動が漫画、アニメその物で凄く引き込まれます!これからも更新頑張って下さい! (2019年12月14日 19時) (レス) id: 7e8f63469d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2019年12月11日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。