透明感情な少女の思い出 (ページ8)

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6話ページ8

狼ゲームって…あぁ、さっき言ってたやつか

すると、目の前に幾つかのカードが並べられた。

カードを使うゲームなのかな？

それだったら、人狼ゲームもそんな感じだよねー

ウルフ「さぁ、カードを一枚選べ」

メリー「皆さんの命を左右する大切なカードです！」

カードにそんな大事な役割任せていいのかな？

ま、いいや

？？？「命を左右する…？」

おおー、みんな不思議そう

よかった、よかった

皆、知らないっていうことは狼ゲームも有名じゃないゲームみたいだね。

？？？「あいつは一体、何を言っているんだ…？」

あ、またあいつ呼ばわりされてる

可愛そーだね

すると、みんながカードを引き始めた。

私もひいとくか

ひょいっとカードを引くと、そこには羊のマークが書いてあった。

なんだろう、このマーク。

羊、、、メリーかな？

ウルフ「今お前達に配ったカードは二種類ある。
羊のカードと狼のカードだ。」

あ、メリーとウルフだー

ウルフ「突然だが狼のカードを引いたものは…
羊を一匹殺せ。」

いきなりド直球すぎるねー

もうちょっと、オブラートに包むとかさー

みんなの表情に動揺と不安が見える。

それにしても、羊を殺せ、かー、つまり…

ネロ「人を殺せ…だな」

そんな感じだねー

にしても、犯人は、なかなか面白い事を考えるね！

？？？「殺せ…だと…？」

無駄に顔が整った人がそう言う。

お姉ちゃんが見てた気がする

？？？「なぁ、これってやっぱり何かのドッキリじゃね…？」

『多分、ドッキリなんかじゃないよー
だって、ドッキリだったら、脊髄神経にデバイスなんて取りつかないでしょー？』

？？？「確かにここまでしといて、ドッキリじゃすまされないわよね…」

うんうん

？？？「おいおい、いい加減にしろよ…」

ウルフ「そして狼が羊を殺した12時間後に狼裁判を開く。
そこでお前らに、誰が狼なのかを推理してもらう。
そして誰か一人を選んで処刑しろ。無事、狼を処刑する事が出来たら羊側の勝利。
この建物から出るための脱出の扉が開く。つまり、狼になったものはバレないように
羊を殺す。
羊側は狼を見抜いて脱出の扉を開く。お前達はお互いの命をかけて、脱出を目指すんだ。」

説明長いなー

つまりはー

ネロ「自分が生きるために、人を殺し合えって事だな」

うん、そういうことだね♪