透明感情な少女の思い出 (ページ3)

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1話ページ3

『ん…』

目覚めると、、、暗っ！

『暗すぎ…』

どうやら、椅子に座られていたようだ

えーと、取り敢えず

『電気探すか』

一応、安全のため壁を伝って電気を探し始めた

～少女探索中～

『お、あった』

パチッ

『おー、明るーい』

あそこにドアがある

…開かない

『なんか書いてある』

《明るい光にこそ、この部屋を出る鍵がある。》

『どうゆう意味だろ』

というか、…此処に鍵の在処が書いてあるのは何で？

普通なら誘拐した後、身代金を要求するだろうし

縛られていないのも謎だし…

否、そもそも何で私の事を誘拐しようと思ったんだろ…謎が多すぎるな

『…これ、電球の子と言ってるよね』

『ねえ、ネロ』

ネロ「ああ、そのようだな」

首から影が出てきて、その影は蛇の形に変化した。

『というか、何でネロはしゃべるの？蛇なのに』

ネロ「俺は悪魔だぞ、当たり前だろ

　というか、さっさと鍵を探せ」

『はいはい』

私は、電灯の方に視線を動かした。

『んっ…』

『私の身長だと届かないな
　
　ネロ』

ネロ「ッチ、悪魔をこき扱いやがって」

ネロ「お前の身長じゃ、俺もここからじゃ届かないぞ

　なにか、登れるところを見つけろ」

『はーい』

えーと、何かないかな…

『…これしかないよね』

『よいしょ…』

私は今まで座っていた椅子に乗り、電球の方に手を伸ばした

『これでいけるでしょ』

ネロ「ッチ」

ネロが私の首から体を伸ばし、鍵を取った

ネロ「取れたぞ」

『よーし、じゃあ開けるか―』

ネロから鍵を受け取り、ドアを開けた

ガチャ