また同じ朝 :天宮夜楽 ページ11
また今日もいつもと同じ朝。
患者さんの気持ちになりきれないから。余計な慈悲を与えたくないから私は裏で治してあげられるように働く。
『兄さん.......』
兄さんの写真が入ったロケットペンダントを見つめため息を。
この
兄さんを自分で勝手に兄さんは私のせいで死んだから頑張らなきゃ、という足枷にして自分を変わらなくさせようとする。
自分が変わっていって兄を忘れてしまうのが怖いから。
兄の形見の帽子を被り、マフラーを巻き、
白衣を羽織り。窓から入口を見る。
あぁ。患者さんが来たみたいだ。
『今日も頑張るか〜』
そう言いながら開発部室に戻ったのは今日で何回目だろうか。
6人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すみれ。(プロフ) - 申し訳ございません、企画折りさせていただきます。 (2020年5月17日 10時) (レス) id: d26d96fde9 (このIDを非表示/違反報告)
ランラ - 更新させていただきます (2020年5月16日 20時) (レス) id: a91edda93c (このIDを非表示/違反報告)
氷浦メグ(プロフ) - 申し訳ございません。企画を降りさせて頂きます。 (2020年3月21日 23時) (レス) id: 3357bae399 (このIDを非表示/違反報告)
氷浦メグ(プロフ) - 作成中です。 (2020年3月4日 0時) (レス) id: 3357bae399 (このIDを非表示/違反報告)
氷浦メグ(プロフ) - 更新します。 (2020年3月3日 23時) (レス) id: 3357bae399 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ