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第52幕 お友達 ページ7

どーも。いきなり四百年前にトリップしたサヒアです。

えー、何か色々あって秀元に来て早々おつかいを頼まれた。
しかも場所はオレの会ってみたい人の一人、珱姫の屋敷だった。
が、オレは妖怪なので無理。自分で行け!と言うと、他の仕事が〜とか言って行く羽目に。

そんなオレに秀元特製黒髪ロンゲカツラと、黒の生地に赤や桃色や紫の蝶々と波紋が描かれた着物を貰った。これで妖気を隠せるだろうと(カツラ暑い)。


……いやさ、確かにバレなかったし、全く怪しまれずに人間って信じてもらえた。届け物も渡せた。
だからっていきなり過ぎるだろ!!あれテヘペロ☆にしか見えなかったぞ!
てか、珱姫の父さん顔悪ッ!!是光マジピカピカだな!!

それだけではない。
丁度その場に居合わせた珱姫に好かれてしまったのだ。
そして、今に至る。


珱:「まあ!凛様も桜がお好きなのですか!?私も好きなんです!同じですね!」

凛:「はい、そうですね。同じですね」

珱:「はい!」


あー、もう可愛いな…。純粋過ぎるぜ。敬語もだいぶ集中しないとだし。
と言うか、珱姫ってこんな娘だっけ?もっと大人しかった気が……ああ、そうか。
ずっとこの部屋で一人だったのか。
だから、オレみたいな奴が来て嬉しかったのか。

なら………



凛:「珱姫。オ…私と友達になりませんか?」

珱:「え…?お友達、ですか…?」

凛:「はい。そうすれば私、いつでも珱姫に…珱に会いに来ます。……どうでしょう?」

珱:「……………」

凛:「…珱?」


急に珱は黙ってしまった。不思議に思い、珱の顔を覗き込む。
そしてオレはその顔を見てぎょっとした。
泣いているのだ。ボロボロと。

やっべ!オレ何か変なこと言った!?泣かすようなこと言ったのか!?ど、どどどうするオレ!!
女の子を泣かせちまったぁああああああああ!!!

どうすればいいかわからないので、とりあえず落ち着かせようと珱の頭を優しく撫でた。


珱:「わたっ……わた、し……!」

凛:「うん。ゆっくりでいい」

珱:「私も…私も凛様と……いえ、凛と……ッお友達になりたいですーー!!うわーん!!」


ガバッと抱き付いてきたと思うと、今度は子供のようにわんわんと泣き出した。
オレは珱の頭を撫でながら抱き締めた。




こうして、オレと珱はめでたく『お友達』になったのだった(展開、早っ!)。



〜〜〜〜〜〜

珱姫登場だー!やった!!
そして次回はついにあの人が登場!(多分)。

次回もお願いします!


 by サヒア

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(プロフ) - 続きめっちゃ気になります! (10月3日 23時) (レス) @page25 id: 1fc4502f62 (このIDを非表示/違反報告)
チカ - 続きが気になりマックス (2018年6月27日 22時) (レス) id: 7c63f912f8 (このIDを非表示/違反報告)
アニメラブ(プロフ) - 面白い!!続きが待ちきれない (2017年12月22日 22時) (レス) id: 9491c8ca0e (このIDを非表示/違反報告)
春歌 - 続きがすごく楽しみです♪ (2017年11月25日 12時) (レス) id: b5a85efb84 (このIDを非表示/違反報告)
サヒア - 皆様〉応援ありがとうございます!今更ですが、頑張ります! (2017年8月29日 15時) (レス) id: 1d3fa82ba1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サヒア | 作成日時:2015年2月23日 15時

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