♯1 偶然の出会い ページ1
「うぅ……」
自然と頰に流れるのは暖かいもの
私はついさっき大切な大切な彼氏と
別れたところなのだ。
フラれた……それだけ。
彼は今日「伝えたいことがあるんだ。今日一緒にディナーに行かないかな?」と伝えられた。
私はてっきりハッピーな方を期待して浮かれていた。それはハッピーではなくてバッドエンドとなった。私は店を飛び出て人のいない道端で
静かに涙を流す。すると
雨は………降ってきた。
「なんで雨って最低な気分な時に降るのかな…でもほんと私の気持ち表してるみたい。」
と呟いてまた涙を流す。
雨と混じってどれが雨か分からない。
分からなくていい。今はすっきりするまで
流したい気分だ。人の目も気にならないや
?「そこで座ってたら風邪ひいちゃいますよ?」
現れたのはマスクをつけた茶髪の男性。
人の気配なんてなかったんだけどな。なんて
思いながらも言葉をかえす
「えへへ……そうですよね!風邪ひいちゃいますよね…でも泣きたいんです。迷惑かけないようにするのでほっといて下さい……」
?「俺は泣いてる女の子をほっておく最低なおとこ男じゃないんですよね笑ここは助けられて下さい!」
神様はてきだったのかな……
私は何も言えずに彼について行った。
彼はなにやら電話をしている
?「今迎えの車呼んだから!家…教えて?」
と言われ言おうとしたところだが
私今帰れる所がない。
彼とは同居していたのを忘れていた。
今帰ったら彼がいる。
実家は今父も母も外国暮らしで
どうしようかどうしようか……と
オロオロしていたのだが彼の一言で変わった
?「俺の家に泊まる?帰る場所ないんでしょ?」でも!というが本当に帰る場所が無い。
私はお言葉に甘えて泊まらせてもらう事にした
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作者名:十六夜 | 作成日時:2017年8月17日 17時