第拾壱話 那田蜘蛛山 ページ14
耀「よく頑張って戻ったね。私の子供たちはほとんど、殺られてしまったのか…」
産屋敷邸に急いで帰ってきたら鎹烏を膝に乗せ、休ませている御館様。
那田蜘蛛山へ任務に行った鬼殺隊員の死の報告を聞いた彼は少しだけ悲しげに呟く。
耀「そこには、十二鬼月が居るかもしれない。柱を行かせなくてはならないようだ。…美貴子」
『…』
耀「義勇」
義「…」
耀「しのぶ」
し「…」
美義し「御意!」
御館様の背後で待機していた美貴子と義勇、しのぶの3人。
し「人も鬼も、皆仲良くすればいいのに。美貴子さんも富岡さんも、そう思いません?」
義「無理な話だ。鬼が人を食らう限りは」
『私も義勇くんと同意見です』
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『これは…』
那田蜘蛛山に着き、目にしたのは鬼殺隊士達の亡骸。
し「どなたか、お知り合いでもいましたか?」
義「…」
し「この辺りに生存者はいないようですね。知らせでは、新人の癸の隊士も数名新たに入山したようですけど…もう死んでるかもしれませんね」
義「行くぞ」
しのぶが義勇に話しかける。
話しかけられている本人はそれには何も答えず、ただ辺りに目を向けていた。
ある程度、あたりの様子を見た義勇が先に進むように進言する。
先に進む中、しのぶは義勇に話しかけ続ける。
それを2人の後ろから見ている美貴子。
し「月が綺麗ですねぇ……せっかく一緒の任務なんですから、仲良くしましょうよ」
義「俺は鬼を斬りに来ただけだ」
し「つれないですねぇ。では、この辺で別れましょう」
『(私、空気ですね…)しのぶさん、西から回って下さい。きっと貴女の力が必要になるはずです』
し「わかりました。それでは私は西から回ります」
義「承知した」
『お気を付けて』
しのぶは進路を西に変え走り去っていく。
義勇の隣に上がってきた美貴子。
『義勇くん、この先に鬼と鬼殺隊士が1人が戦闘中です。……これは、隊士が苦戦していますね』
義「…先に行くぞ」
『…私は別の鬼の元へ向かいます』
義「ああ」
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『炭治郎…持ち堪えて!!』
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十六夜(プロフ) - 稲荷神さん» いえ、こちらもきちんと書くべきでした。 (2019年10月3日 19時) (レス) id: 42ff3370a9 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷神(プロフ) - そういうことでしたか。知らずにコメントしてすみません。以後気を付けます。 (2019年10月3日 18時) (レス) id: 1d66bb4671 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜(プロフ) - 稲荷神さん» なので作品中に古い文献で修得したという事にしてあります。おかしいかもしれませんが大目に見ていただけるとありがたいです (2019年10月3日 18時) (レス) id: 42ff3370a9 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜(プロフ) - 稲荷神さん» コメントありがとうございます。黒死牟様が使用していますね。 (2019年10月3日 18時) (レス) id: 42ff3370a9 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷神(プロフ) - あの、月の呼吸は既にジャンプなどで出ていますよ。 (2019年10月3日 18時) (レス) id: 1d66bb4671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜 | 作成日時:2019年10月3日 8時