第拾話 義勇と夕飯 ページ13
『ふぅ…強くなりましたね、カナヲ』
カ「ありがとうございました」
『…ええ。では私はこれで帰りますね。これからも頑張ってくださいね』
木刀を元の場所にもどし、蝶屋敷を後にする。
月屋敷に戻ると義勇がいた。
鮭大根の入った鍋の前でじっと立っている。
『おかえりなさい。今温めますから、少し待ってください』
義「ああ!」
ある程度温まり始めた頃、作ってあった春巻きも別の鍋に入れ再度火を通す。
そして炊いてあったご飯をお櫃に移す。
今日のご飯は炊き込みご飯にした為、よく混ぜ合わせる。
少しに経ってきた鮭大根の鍋を火から離し、机に運ぶ。
春雨も十分火が入ったので火から離し、皿に盛り付け机に運ぶ。
義勇が鮭大根をよそっているのを横目に茶碗にご飯を盛りつける。
『では、食べましょうか』
義「いただきます」
『いただきます』
・
・
・
義「…うまかった」
『お粗末さまでした』
鍋いっぱいにあった鮭大根は見事に空っぽになった。
勿論、春雨もご飯も空っぽである。
美貴子はそれに嬉しそうに微笑んで片付ける。
食器を洗おうとすると義勇がやって来た。
義「やる」
『大丈夫ですよ?』
義「怪我」
『あら、バレていましたか。では、お願いします』
怪我の心配をする義勇に苦笑する美貴子だが、何も言わずに代わってもらう。
義勇は慣れない手つきで皿洗いを始める。
少し心配で見ていた美貴子だが、大丈夫そうだと判断しお茶を入れる準備をする。
机にお茶の用意を運び入れていると義勇が皿洗いから戻ってくる。
『ありがとうございました。お茶入れましたので、どうぞ』
義「ああ」
その後、義雄はお茶を飲む自分の屋敷に帰っていった。
211人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
十六夜(プロフ) - 稲荷神さん» いえ、こちらもきちんと書くべきでした。 (2019年10月3日 19時) (レス) id: 42ff3370a9 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷神(プロフ) - そういうことでしたか。知らずにコメントしてすみません。以後気を付けます。 (2019年10月3日 18時) (レス) id: 1d66bb4671 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜(プロフ) - 稲荷神さん» なので作品中に古い文献で修得したという事にしてあります。おかしいかもしれませんが大目に見ていただけるとありがたいです (2019年10月3日 18時) (レス) id: 42ff3370a9 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜(プロフ) - 稲荷神さん» コメントありがとうございます。黒死牟様が使用していますね。 (2019年10月3日 18時) (レス) id: 42ff3370a9 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷神(プロフ) - あの、月の呼吸は既にジャンプなどで出ていますよ。 (2019年10月3日 18時) (レス) id: 1d66bb4671 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:十六夜 | 作成日時:2019年10月3日 8時