２６ 狂気の沙汰 ページ27
江戸川ｓｉｄｅ
江「あーぁ、もうすっかり夜じゃないか。これじゃあ今帰った所で誰もいないよねー。」
太「そうですねぇ...。今日は私達もこのまま帰って、明日報告書を書きましょう。」
事件も解決し終わり、暗くなった夜道を太宰と歩く。
もう１人...アイツは太宰に背負われたまま、小さく寝息をたてながら眠っていた。
江「...あのさぁ、ずっと前から気になってた事があるんだけど。」
��太宰は、Aをどうしたい訳？��
太「...どうしたい、とは？」
江「君はとても彼女を大切にしてるようには思えないね。Aを自らの手で殺したいの？それとも、生かして自分の思い通りに動く人形にでもしたいの？」
ﾁﾗﾘと見た、足の怪我。
探偵社員の前では転んだと云っていたが、まぁ誰もその言葉は信じておらず、また誰もそれ以上は追求しなかった。
...後ろで太宰が愉しそうに笑っているのを見て、誰もがゾッとしたからだ。
太「私は、Aが死ぬのなら共に死にたいですねぇ。ほら、私の夢は美女との心中なので。思い通りの人形、ですか...。それもいいかもしれませんね。実際、最近は壊れて欲しいとも思ってますし。」
江「Aは過去の話をされるのを酷く嫌うよね。何故嫌うのか、過去に何があったのか...。それ全てを僕が知ってるって言ったら太宰、お前はどうする？」
太「...それを乱歩さんが利用しようとしてるのなら、迷わず貴方を殺しますね。」
瞬間に、２人の間に風が通り抜けた。
月明かりに照らされ見えた太宰の顔は酷く歪んでおり、その表情に僕は冷や汗が出る。
太「私、乱歩さんの事は本当に尊敬しているんです。だからこんな事云わせないで下さいよ。」
江「どうだか。...はぁ、これだからお前達２人は嫌いなんだよ。出来ることなら僕の人生とは無関係な存在でいて欲しかったね。」
もうこの話は終わり、と僕は太宰を置いて歩き出す。
後ろでは待ってください、と声を上げる太宰がいたが出来るだけ距離を離したかった。
江「(...太宰は狂ってる。でもきっとそれは太宰に言えたことじゃなくて、Aも同じだろう。)」
信用の出来ない人間に、寝るという一番無防備になる瞬間を曝け出す筈がない。
アイツにとって、太宰は自分の居場所なんだ。
それが例え、どんなに狂っていようとも...。
江「...Aも早く死ねるといいね。」
＊＊＊＊＊＊＊
何て不謹慎((((；ﾟДﾟ))))
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チキンカツ - 続きがメッチャ気になります。がんばってください(⌒∇⌒)ノ (2017年2月25日 0時) (
レス) id: 76af138a5e (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - 恵美さん» お返事遅れてごめんなさい！！ありがとうございます*(^o^)/*ゆっくりかもですが、これからも宜しくお願いします♪ (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - りゅうなさん» ありがとうございます！！ちまちまと遅い更新ですが、できるだけ頑張って行こうと思います( 'ω')b (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - 物部さん» 最初はすぐ消すかも、なんて思っていた作品が多くの人の目に留まり嬉しく思います！！これからも宜しくお願いします*(^o^)/* (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - みんさん» お返事遅れてごめんなさい！！好きと言ってもらえて嬉しいですヽ(^0^)ﾉこれからも宜しくお願いします♪ (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花梨
| 作成日時：2016年12月7日 20時
