２５ 子供喧嘩 ページ26
貴方ｓｉｄｅ
私に指を差され戸惑う犯人だったが、呆気なく自分だと自白し、この事件は無事に終わった。
...だが、不完全燃焼の乱歩が先程からこの現場から動こうとしない。
「...いつまで拗ねてるつもり？私はさっさと帰りたいんだけど。」
江「帰りたいなら帰ればいいじゃん。僕はぜっったいこの場から動かないから！」
「あっそ。太宰、帰るよ。」
太「え、でも乱歩さん１人じゃ...。」
乱歩１人じゃ探偵社に再び帰ってくる事は不可能だろう。
誰かがいてこそ、乱歩は現場に足を運ぶ事ができる。
「私は��探偵社の人間��なんてどうでもいいんだよ。今ここで乱歩が居なくなっても、私への害は何一つ無い。」
太「うーん...困ったねぇ。Aを１人で帰らす訳にもいかないし、だからといって乱歩さんを置いて帰るのも駄目だし...。何かここで一つ、事件でも起きれば良いのだが。」
今現在の私がもし、太宰を置いて帰ろうとするのなら地面を這いつくばって帰るほか無い。
はぁぁ、と長い溜息をつき、私はこの現場近辺で起きている事件は何か無いかと探す。
「...この近辺で最近、盗難事件が多発してるみたい。犯人は防犯カメラに映ってても顔は隠されて見えないし、拳銃も所持してて撃たれた人もいるらしい。」
相変わらずﾂｰﾝとそっぽを向いている乱歩に内心で舌打ちをしながら、��お願い��をする。
「私じゃ何も分からないの。乱歩の力が無いとまた被害が出てしまう。だからお願い、乱歩の力を貸して...？」
江「...Aにも、分からない？僕が必要...？」
「私には無理だった。だからお願いします...。」
そう言えば乱歩はﾊﾟｯとその場から立ち上がり、私の背中をバシバシ叩き始めた。
江「...ふふふ、所詮Aも僕より莫迦だったって事か！まぁ、僕みたいな優秀な人間に勝てる奴なんている訳無いんだから、下は下らしく今度からは大人しくしておくんだね！」
早く行くよ、と歩き出した乱歩を後ろにﾊﾞｷｯとパソコンが壊れる音が聞こえる。
太「...新しいパソコンは私が買ってあげよう。」
「当然だ。こんな屈辱...もうアイツとは２度と組まん。」
太「でも、ちゃんと耐えたね。よく出来ました。」
優しく私の頭を撫でる太宰の手を弾く。
...顔が真っ赤に染まっていた事は、太宰しか知らない。
(Aは子供だよね...本当に。)
...感情が歳に付いていけず、子供の心のまま大人になった、可哀想な子。
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チキンカツ - 続きがメッチャ気になります。がんばってください(⌒∇⌒)ノ (2017年2月25日 0時) (
レス) id: 76af138a5e (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - 恵美さん» お返事遅れてごめんなさい！！ありがとうございます*(^o^)/*ゆっくりかもですが、これからも宜しくお願いします♪ (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - りゅうなさん» ありがとうございます！！ちまちまと遅い更新ですが、できるだけ頑張って行こうと思います( 'ω')b (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - 物部さん» 最初はすぐ消すかも、なんて思っていた作品が多くの人の目に留まり嬉しく思います！！これからも宜しくお願いします*(^o^)/* (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - みんさん» お返事遅れてごめんなさい！！好きと言ってもらえて嬉しいですヽ(^0^)ﾉこれからも宜しくお願いします♪ (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花梨
| 作成日時：2016年12月7日 20時
