２３ 逃げられない、逃がさない ページ24
貴方ｓｉｄｅ
太「いやぁ、今日のAは傑作だったね！私に嫌がらせしようとして、逆に中也に嫌がらせされてさ。過去の話題だされた時のAとか...そうそう、その目！本当にさぁ、弱過ぎて笑えないよね。」
「...太宰。」
太「おっと、仮にもあの地獄から救ってあげた恩人に対して
帰り道へと進んでいた足はいつの間にか止まり、視界に映るのはｶﾀｶﾀと震えている手足と、前で私を見て笑っている太宰の姿だった。
ﾆｺﾘと太宰が笑い、本能が逃げろと叫ぶが叶わず、瞬間に両足に強烈な痛みが与えられる。
「あﾞあﾞあぁぁぁ！！」
太「��足枷はAの動きを封じ��」
「ぅ、あ...っ。」
太「��手錠はパソコンへと縛りつける��」
『暗い部屋には何も無く、不安ばかりが募っていく。』
『拒絶をすれば殴り蹴られ、死のうと試みては無理矢理生かされ、希望を与えられては絶望へ落とされ、生きようと試みては殺されかける。』
「は、ぁ...。止め...て...っ。」
太「これくらいしないとお仕置きにはならないからね。今日の事、中也にキスされた事...。私がそう簡単に赦してあげると思うかい？」
両手を一つに纏められ、足は激痛のせいでﾋﾟｸﾘとも動かない。
本当に、両手足に枷を付けられてしまったような感覚に身体が拒絶反応を示し出す。
太「ねぇ、次こんな事があるなら本当に部屋から１歩も出られないように鎖で縛りつけるよ。」
「やだ、やだぁ...っ！」
太「じゃあ、私から離れない事。私だけを見て、私だけを愛する事。...いいね？」
訳も分からず、ただ太宰の言葉にｺｸｺｸと頷く。
太「...今日はこれで赦してあげようか。あんまり苛めすぎて壊れてしまっても困るしね。」
ぱっと手の拘束は解かれ、自分の身体は太宰に抱えられる。
足の痛みは消える事は無いが、時間が経つにつれて少しずつ自我も取り戻してきた。
「は、ぁ...。くそっ、また私は自分の首を締めたのか...。」
太「子供みたいな舌っ足らずな言葉でやだ、やだって。本当に理性を失って私に縋るAは可愛いよね。」
「...悪趣味、だな。」
涙で視界は掠れ、上手く太宰の顔は見れない。
だがきっと、笑っているのだろう。
...例えば、
太「いっその事、Aを壊してしまおうかな。」
なんて、言いながら。
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チキンカツ - 続きがメッチャ気になります。がんばってください(⌒∇⌒)ノ (2017年2月25日 0時) (
レス) id: 76af138a5e (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - 恵美さん» お返事遅れてごめんなさい！！ありがとうございます*(^o^)/*ゆっくりかもですが、これからも宜しくお願いします♪ (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - りゅうなさん» ありがとうございます！！ちまちまと遅い更新ですが、できるだけ頑張って行こうと思います( 'ω')b (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - 物部さん» 最初はすぐ消すかも、なんて思っていた作品が多くの人の目に留まり嬉しく思います！！これからも宜しくお願いします*(^o^)/* (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - みんさん» お返事遅れてごめんなさい！！好きと言ってもらえて嬉しいですヽ(^0^)ﾉこれからも宜しくお願いします♪ (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花梨
| 作成日時：2016年12月7日 20時
