１７ 綺麗な薔薇には棘がある ページ17
中也ｓｉｄｅ
後ろから感じていた殺気は只者が纏うものじゃ無いと気付いていたが、いざ振り返ってみたら女だった事に少し驚く。
中「それにしても...。」
俺はこの女に会ったことがある...？
翌々見れば結構な上玉だが、これだけ見た目を引くのなら顔くらいは覚えている筈。
中「...まぁ、いいか。」
「っ！！お、おい中原！！お前、何急に...！？」
中「喧嘩売ってきたのは、そっちが先だぜ？」
顔すれすれで止めていた足を引っ張りバランスを崩した所で、そのまま腰を引き抱き込む形を取る。
近付くとより見える、大きい瞳や整っている鼻、そして何より濡れた唇に、どうもそれを合わせてみたいという衝動に駆られる。
「ぁ...や、待っ、て...。」
太「ねぇA！！その服ならこの帽子が似合うと思ったんだけ...ど。」
中「太宰！？え、お前...Aなのか！？」
唇が重なり合う本当に直前、俺の最も世界で嫌いな奴の声が聞こえ、そして何より太宰は目の前にいる女を��A��と呼んだ。
俺が知っている女で、しかも太宰と一緒にいる奴でAと呼ばれるやつは１人しかいない。
元、ポートマフィアの一員で、情報収集能力に関しては右に出るものはいないと組織内でもかなり重宝されていた存在...。
太「...中也、今すぐAから離れてくれないかな。」
中「っ！！はっ、相変わらずだなぁ...太宰。」
...そして、太宰が執着し続ける女だ。
溢れ出る太宰の殺気に俺は面白いと、そのままAの唇に自分のそれを重ねた。
中「(...ざまぁみやがれ。)」
目を見開き、何もする事無く突っ立っている姿は実に滑稽で、愉快だ。
中「やべぇ、これはちょっとハマりそうなんだけど...。」
「なか、は...ら。」
ポートマフィアにいた頃は太宰の横にいる奴位にしか考えてなかったが、この際にあのクソ太宰から奪うのも悪くないかもしれない。
俺を映す濡れた瞳にゾクリと身体が震えた。
...だが、次の瞬間全身の骨が折れたような立ち上がれないほどの痛みに襲われる。
「死ねこの変態屑野郎っっっ！！！」
中「うﾞっ...！！」
見事に決まった回し蹴りに、軽く数十メートルは飛び、店の商品棚にそのままぶつかった。
...指を指して、転げ回りながら笑っている太宰はいつか絶対殺す。
＊＊＊＊＊＊＊
文字数の関係で...。
後、評価４で赤色に( ˙▿˙ )/
是非とも評価お願いしますっっ！！
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チキンカツ - 続きがメッチャ気になります。がんばってください(⌒∇⌒)ノ (2017年2月25日 0時) (
レス) id: 76af138a5e (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - 恵美さん» お返事遅れてごめんなさい！！ありがとうございます*(^o^)/*ゆっくりかもですが、これからも宜しくお願いします♪ (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - りゅうなさん» ありがとうございます！！ちまちまと遅い更新ですが、できるだけ頑張って行こうと思います( 'ω')b (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - 物部さん» 最初はすぐ消すかも、なんて思っていた作品が多くの人の目に留まり嬉しく思います！！これからも宜しくお願いします*(^o^)/* (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
nahiisu@TAKUYA∞厨(プロフ) - みんさん» お返事遅れてごめんなさい！！好きと言ってもらえて嬉しいですヽ(^0^)ﾉこれからも宜しくお願いします♪ (2016年12月25日 12時) (レス) id: ce1eb46aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花梨
| 作成日時：2016年12月7日 20時
