49.優しさの涙 ページ22
コト
机に置かれた紅茶の
ミルクのいい香りが、私の鼻を刺激する
貴「で、話って何…？」
目の前に座る吸血鬼、フェリド・バートリーに問いかける
フ「ん？あぁ、たいしたことじゃないんだけど…」
ガタン
貴「？」
突然立ち上がったやさきに、こんなことをくちにした
フ「Aちゃんは、優しいよね」
……………………
貴「いや、別に優しくないよ？」
フ「…ツンデレ？」
貴「死ね」
茶番はこの辺で終了
フ「君は、優しさと”その力”で吸血鬼たちを虜にした」
と、語り始めた
貴「(その力…鬼か)」
朱『ま、私の力なんかじゃないけどねっ！Aの実力だよ、実力！』
心の中で朱音が言う
貴『ありがとう…』
そう呟いて、朱音(刀)を撫でる
フ「君は、優しい。でもその優しさは、吸血鬼と人間
どちらにも平等だった」
貴「っ！！」
フェリドが妖しく笑う
フ「ははっその優しさは、いつまで続くかな…？
この戦いの中でどちらも救うなんてことは出来ないだろうからねぇ…？」
貴「……も…は」
フ「？」
貴「それでも、クルルやミカや優ちゃんが救えるなら…
こんな命捨ててやる」
フ「……本気で言ってる？」
貴「あたりまえでしょ(笑)
私なんかでも救えるものがある、誰かの役に立てる
それだけで私は幸せだよ」
私は微笑む、無理にでも
お願い、お願い、今だけは＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ポロ
貴「へっ…あれ？ごめんなんか目にゴミはっ……！！」
ギュッ
突然、あたたかい温もりに包まれる
フ「でも、僕は好きだよ？Aちゃんのその優しさ」
よしよし、と頭を撫でてくるフェリド
引っ込んだ涙がもう一度押し上げてきて…
貴「うっ…ぁ……うぅっ」
また、溢れてきた
(頑張らなきゃって前だけみてた)
(後ろで心配してる人たちの事を知らずに)
(待って！そんなに無理しないで…ってさ)
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泪菜 - クルルが可愛いですっ！ストーリーも良くできてて、続きが楽しみです！これからも頑張って下さい。 (2015年7月8日 18時) (
レス) id: 07fe97d28b (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - えへへ(*´ω｀*) おやくにたてて良かったです(*´∀`)♪ (2015年5月20日 22時) (レス) id: 89c94b9293 (このIDを非表示/違反報告)
彩音 - 奏さん» おぉ！ありがとうございます、思い付きませんでした…(-_-;;)使わせて頂きます(*^-^*)ゝ (2015年5月20日 21時) (レス) id: 332c3c8552 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - クルルとの日常なんてどうでしょうか？ (2015年5月17日 22時) (レス) id: 89c94b9293 (このIDを非表示/違反報告)
彩音 - れいさん» ありがとうございます！続きも少しずつ考えるつもりです、宜しければリクエストもどーぞ♪ (2015年5月14日 22時) (レス) id: 332c3c8552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩音 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/akane0916
作成日時：2015年1月30日 21時
