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ごめん水上、応援してくれてた鶴崎も。
俺、全然上手いこと言えなかった。
『ふふ、いいよ』
こんな俺に君は優しいから、余計に悔しくなる。
作戦失敗に落ち込む俺。
伊沢「ありがとう、」
とはいえ、LINE交換までには至った。
LINEを開いて、スマホをふるふるさせる。
ピロンッと小さな音が鳴り、見事LINEをゲット。
『嬉しいな、』
伊沢「え？」
『伊沢くんとLINEが出来るなんて、嬉しい』
真っ直ぐに俺を見る目。
多分、もしかすると、
俺たち、かなりいい感じなんじゃ…？
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俺は急に、光ちゃんに大きな一歩を踏み出したような気がした。
鶴崎が言っていたように、この恋だって夢じゃないかもしれないと本気で思い始めた。
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水上・鶴崎「どうだった？！」
伊沢「すごくいい感じ！あのセリフは言えなかったけど、光ちゃんが俺とLINE出来るの嬉しいって言ってくれて……」
3人で帰る、帰り道。
心もすっかり晴れた気持ちでいっぱいだった。
鶴崎「すごい！本当にいい感じだね」
伊沢「おう！」
その時だった。
俺たちは衝撃的、そして当たり前のものを見た。
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伊沢「え…？」
俺らの前を通り過ぎる、男女。
見覚えのある美しい黒髪と
隣の男に見せる、美しく舞う笑顔の花びら。
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君の隣を歩くのは、俺よりも背が高くてモデルの様な綺麗な顔立ち。
そして、君によく似合う。
伊沢「…彼氏、かな？」
突然俺に襲いかかる劣等感。
どうして気が付かなかったんだろう。
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俺なんかに勝ち目は無い、って。
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俺は虚しい気持ちにはなったが、悲しくなんてなかった。
こんなに綺麗な君だから、こんなに格好良い彼氏が出来るのは当たり前。
伊沢「光ちゃん？」
俺は二人の幸せそうなカップルに話しかけた。
水上と鶴崎が驚いた顔でこちらを見ている。
『あっ、伊沢くん』
伊沢「彼氏、いたんだね。すごくお似合いだよ」
俺は確かめたかった。
君の隣にいるのが彼氏だということを確実なものにしたかった。
早く、諦めをつけたかったから。
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でも少しくらい、ほんの少しくらいは期待していたのかもしれない。
この男は君にとってただの友達だって。
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『うん、最近付き合い始めたの』
そう言って、少し照れ笑いする君。
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悲しくなんてなかったはずなのに、自然と視界がぼやけた。
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秋 - やばい...見ているだけで恥ずかしくなって途中までしか読めねぇ.../// (2019年7月14日 23時) (
レス) id: 59af18dca1 (このIDを非表示/違反報告)
しょーやま。(プロフ) - ぷよーこさん» コメントありがとうございます!!今回水上くんが少し濃いキャラだったので、鶴崎くんをそれに負けないように頑張って書いたので、そう言っていただけて本当に嬉しいです！(°▽°)♪最後までありがとうございました！ (2018年6月24日 1時) (レス) id: 3123dec0a8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ - 鶴崎くんが最初から可愛い(≧▽≦)もちろん伊沢さんと水上くんも好きですが、鶴崎くん推しなので、鶴崎くんを可愛く書いてくれて嬉しいです(*^^*) (2018年6月19日 19時) (レス) id: a949fdbfd3 (このIDを非表示/違反報告)
しょーやま。(プロフ) - カルミア・ラティフォリアさん» あ…間違えました(笑)次回の更新の時に編集いたします、ご指摘とお褒めの言葉をありがとうございます!!頑張ります！ (2018年2月18日 20時) (レス) id: 3123dec0a8 (このIDを非表示/違反報告)
カルミア・ラティフォリア(プロフ) - え、伊沢さん留年とかしたん！？５話目で19歳ってなってんけど、伊沢さん誕生日05/16だからまだ18じゃないの？面白いからガンバレ！ (2018年2月18日 10時) (レス) id: 0dbf5b66f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょーやま。 | 作成日時：2017年12月30日 15時
