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Aside
__________伊沢さんが好き。
そう自覚するのに、そんなに時間はいらなかった。
彼だったら、彼にだったら私の全てを話してもいいと、本気でそう思ったのだ。
・
・
「、、言わなくちゃ」
鼻声だけど大丈夫かな。バレないかな。
でも、少しだけ、、気づいてほしい。
私の真意に。
気づいちゃったら意味ないんだけどね。
__________ピンポーン
穴を覗くと、心配そうに眉間にしわを寄せる伊沢さんが立っていた。
鏡に映る自分の姿に驚く。
髪はボサボサで、顔はぐしゃぐしゃ。
こんなんじゃ、泣いてたことバレちゃうじゃん。
ごめんなさい。また、心の中で謝って、深呼吸を一回だけ。
「伊沢さん、」
『っAちゃん！大丈夫！？今日来た人、変な人じゃなかった？無事？』
「あの人、私の兄です。大丈夫ですよ。」
嘘。私には兄弟なんていないし、心も体も全然大丈夫じゃない。
『あっえ！？あぁ、そうなの。なんだあ、めっちゃ冷や汗かいた！』
「あの、」
『ん？』
「、、えっと、」
言わなきゃ。言わなくちゃ絶対に後悔する。
あぁ、言いたくない。嫌われたくない。
伊沢さんが好き。
「ちょっと勘違いさせちゃってるみたいでスミマセン」
やっとの思いで絞り出した言葉。
『え？』
「なんか、もうめんどくさいなーって」
『めんどくさ、？へ？え？』
「あー分からないですよね」
「まぁ伊沢さん芸能人だし？面白そーと思ってQKの新入も告白もオッケーしたんですけど、」
「なんかよく考えたらめんどくさいなー、みたいな？」
『ぁ.......、、そ、そうだよね。俺、なんか勘違いしてたかも....』
違う。違うの。全部嘘なの。気づいて、気づいてよ、、
必死に声を抑えて涙を流す私に気づいてよ。
「、んまぁ、そゆことなんで、QKも彼女も辞めさせて頂きます。」
「それじゃ」
ドアの前でしゃがみこむ伊沢さんが見える。
あぁ、私、最低だ。
「、っ、うっ、ひっぐ、」
誰にも聞こえないような声でベットの中、ひとり声を押し殺して泣いていた。
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てる - 微糖さん» 更新が遅れてしまって申し訳ないです、、頑張ります！！ありがとうございます！ (2019年4月14日 14時) (
レス) id: d6f680dd65 (このIDを非表示/違反報告)
微糖 - 更新楽しみにしています！！ (2019年4月9日 21時) (レス) id: 36b23cada9 (このIDを非表示/違反報告)
てる - KAZUKIさん» こんにちは！長編は初心者なので戸惑う部分は多々ありますが、読みに来てくださる方の応援にとっても励まされております...！コメント有難うございます！！！ (2019年2月10日 19時) (レス) id: d6f680dd65 (このIDを非表示/違反報告)
KAZUKI(プロフ) - こんにちは！文章も内容もめっちゃ好きです！応援してます！ (2019年2月10日 12時) (レス) id: ccd6d3c3c5 (このIDを非表示/違反報告)
嵐一陽 - 未熟なんて、、すごく読みやすいです！！更新楽しみにしています！！ (2019年2月7日 21時) (レス) id: c9b25fff1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てる | 作成日時：2019年1月29日 22時
