第100問 ページ50
「した心の漢字」
山本さんが言った
僕らはペンを持ち固まった
「あ、これしかないわ」
河村さんは閃いたように書き始めた
僕は焦りながらも文字を書く
「はい、せーのっ」
【戀】
【戀】
「お、ここに来て被りましたね!」
福良さんが楽しそうに言う
「結果発表〜!」
伊沢さんが楽しそうに言う
「はい。Aちゃんの合計:90。」
福良さんの言葉にみんなが拍手をした
「河村さんの合計:94」
みんなは笑いながら拍手をしていた
「勝者、河村さん」
福良さんが言う
「いや、鎩瓩呂困襪い茲諭」
須貝さんが笑う、それにみんなが頷く
そして河村さんと動画を閉めた
『僕、ぼろ負けの動画ですが大丈夫ですか?』
動画編集を始めた福良さんに話しかける
「いや、あれは実質勝ちでしょ?」
福良さんはパソコンを打ちながら言う
「あそこまで白熱すると思わなかったよ」
伊沢さんがコーヒーを飲みながら言う
みんなもそれに頷いていた
僕は帰る準備をしていると
「1人で帰れるん?」
川上さんが話しかけてきた
『大丈夫です』
僕が言うと「1人で帰って発作起きたら危険でしょ」須貝さんが言った
その言葉にみんなが同意した
そして、伊沢さんが車で送ってくれることになった
悪いです、大丈夫です
なんて言っても誰も聞いてくれなかった。
大人しく伊沢さんの車に乗り込んだ
2人とも喋らないので静かな車内
僕は腕時計をチラッとみた
16:10
まだ、大丈夫そうだ
確か飲んだのが7:30だから
「Aちゃん、何か気になることでもあるの?」
質問をされた
『え、あ…いえ。何もありませんよ』
僕の答えに彼は顔を歪めながらも何も聞いてこなかった
それから僕の家に着き車が止まる
「何かあったら俺…いや、俺らに頼ってね。Aちゃん」
そういった彼に僕は『心配し過ぎですよ』と笑い一礼して家に向かう。
家に入り『はぁ』と小さく息を吐く
「あんたなんか居なければ…!!」
いきなり頭に響いた声に頭を抑える
『いや…ごめん…なさい。』
犹筬瓩呂修両譴謀櫃譴
あの時の記憶が、あの時の恐怖が体が思うように動かない
プルルルル、プルルルル
電話が鳴ってるしかし、手が震えめまいが酷い
吐き気もする僕にはそれをとる事は出来なかった
見えなくなる目で見えた時計の針は16:30だった…。
417人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リん@紅月(プロフ) - あっぷるぱいさん» コメントありがとうございます。良かったです。書き直そうか悩んでいたんです。ほんとにありがとうございます (2019年3月6日 0時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷるぱい - このお話すごく好きです!更新楽しみに待ってます。個人的には主ちゃんの心情がダイレクトに伝わってきたのでハロハワユからの引用とても好きでした´`* (2019年3月5日 21時) (レス) id: ba105b9c2d (このIDを非表示/違反報告)
リん@紅月(プロフ) - 8shione8さん» た、多分大丈夫だと思います……もし問題なら書き直します (2019年3月5日 1時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
8shione8(プロフ) - ハロ/ハワユ参考どころか歌詞そのまますぎて大丈夫か不安になる…。 (2019年3月5日 0時) (レス) id: 077049eca6 (このIDを非表示/違反報告)
リん@紅月(プロフ) - 。さん» すみません、作詞さん違いました。すみません (2019年3月5日 0時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リん@紅月 x他1人 | 作成日時:2019年2月13日 7時