第84問 ページ34
嫌な感じがして目を開く
『ねて、いたのか？』
僕は今の状況が理解できずぼーっとする頭で整理するも何も考えることが出来ない
この部屋…この天井はここ数日で慣れたものだ
なら、あそこの扉を開ければ彼らがいるのは明白だ
なのに何故か、僕の体は言うことを聞かない
動こうと思っても動けないのだ
僕は少しずつパニックに陥っていく
呼吸が乱れる
視界が霞む
その時ｶﾞﾁｬｯと音を立てドアが開いた
「!?Aちゃん」
焦ったように福良さんが近づいてくる
その声を聞いたのか伊沢さん、須貝さん、こうちゃんが部屋に来た
「福良さん、紙袋。こうちゃんは水持ってきて」
僕のことを起き上がらせて背中をさすりながら伊沢さんが指示を出す
紙袋を口に当ててもらう
ゆっくり吸って、吐いてを繰り返す
「焦らなくていいから…。ゆっくり落ち着いて」
伊沢さんの言葉に僕は少しずつ呼吸を整えていく
「落ち着いたね…はい。水飲んで」
コップを渡された。
僕はそれを受け取りゆっくり飲む
『あ、の…このことは光には言わないでください』
僕の言葉に伊沢さんは少しだけ顔を歪めた
「…理由、聞いていい？」
伊沢さんの言葉に僕は何も言えなかった
「言いたくないなら、いいや。光ちゃんには言わないでおくよ」
そう微笑んでくれた彼に一言お礼を言う
「Aちゃん、大丈夫？」
不安そうな顔をした福良さんに『大丈夫です』と返した
なにか聞きたそうな顔をしていたが、すぐに優しい顔になり「お粥食べない？」と聞いてきた
『食べます。』
僕の答えを聞いて「準備してくるね」と笑って部屋を出ていった
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リん@紅月(プロフ) - あっぷるぱいさん» コメントありがとうございます。良かったです。書き直そうか悩んでいたんです。ほんとにありがとうございます (2019年3月6日 0時) (
レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷるぱい - このお話すごく好きです!更新楽しみに待ってます。個人的には主ちゃんの心情がダイレクトに伝わってきたのでハロハワユからの引用とても好きでした´`* (2019年3月5日 21時) (レス) id: ba105b9c2d (このIDを非表示/違反報告)
リん@紅月(プロフ) - 8shione8さん» た、多分大丈夫だと思います……もし問題なら書き直します (2019年3月5日 1時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
8shione8(プロフ) - ハロ／ハワユ参考どころか歌詞そのまますぎて大丈夫か不安になる…。 (2019年3月5日 0時) (レス) id: 077049eca6 (このIDを非表示/違反報告)
リん@紅月(プロフ) - 。さん» すみません、作詞さん違いました。すみません (2019年3月5日 0時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リん@紅月 x他1人 | 作成日時：2019年2月13日 7時
