第29問 ページ29
朝の八時頃ﾋﾟｺﾝｯと音を立てて携帯が鳴った
《白雪です。よろしくお願いします》
メールを確認するとそれだけ送られてきていた
白雪さんは昨日あった人だが噂よりも全然いい人だった
まだ眠いが俺は無理やり体を起こして朝食をとる
昨日まとめた白雪さんの資料で見た文字を確認する
「やっぱこれだけ気になるんだよな」
処方された薬のひとつ。
それだけがどうにも気になる俺は朝食を終えてから服を着替え大学に向かった
教授に聞こうか悩んだが生憎いなかったので医学部の奥にある図書館で探すことにした
まず最初にナルコレプシーについて調べ
そして、処方された薬についても調べがついた
「もう、こんな時間かよ…」
俺はひとつのことに集中するとご飯を食わなかったり寝ることを怠ったりするのは自覚済みだ
だからといってどうしようもない
腕時計で見た時間は18:44そろそろ図書館が閉まる俺は本を戻しながら白雪さんにメールを打つ
《水上です。白雪さん昨日見せてもらった資料を思い出ながら調べたのですが出されている薬は絶対飲まないでください。その薬は一時的に発作を抑え薬が切れた時に一気に発作が起きます。絶対に飲まないでください。危険すぎます》
そう打ち終え、送信すると直ぐに既読がついた
俺はそれを見てから携帯を閉じた
ﾋﾟｺﾝｯ
白雪さんからの返事だろう
そんなことを考えながら携帯を開く《たすて》と書かれた文が送られていた
俺はカバンを持って全力で走った
誰に電話する、誰に伝える
そんなことを考えながら大学を出ると
「あれ、水上。なにしてんの？」
伊沢さんがいた
「伊沢さん、白雪さんの家わかりますか？送ってください」
俺が言うと何かを察したのか直ぐに車を出してくれた
走る車の中で俺は光ちゃんに電話した
「〈もしもし？〉」
光ちゃんは思ったより早く電話に出てくれた
「〈水上です。いま、白雪さんの家に向かってます。発作が起きてると思うので来れますか？〉」
俺はまるで救急搬送された人の親族に話しかけるような言葉で言う
「〈すぐ行きます。〉」
「〈もし、俺らより先に着いたら脈を図るのとうつ伏せだった仰向けに変えておいてください。お願いします〉」
俺はそう言って電話を切った
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リん@紅月(プロフ) - なのくささん» 返信大変遅れてしまい申し訳ございません。どこの話が繰り返されてますか？ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
なのくさ(プロフ) - 同じ話が繰り返されているところがあったんですが、すいませんがご説明頂いても宜しいですか？ (2019年8月16日 15時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
リん@紅月(プロフ) - のんさん» ご報告ありがとうございます。直ちに直させてもらいます (2019年2月18日 12時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 楽しく読まさせて頂いてます！40ページの須貝さんが「菅井」になってる所がありました。訂正お願い致しますm(*_ _)m (2019年2月18日 1時) (レス) id: 46ded136c3 (このIDを非表示/違反報告)
リん@紅月(プロフ) - アクアさん» コメントありがとです。一日に何度も更新して通知うるさくしてすみません。自分的に楽しくて早く読んで欲しくて更新しまくってしまい…。これからも応援よろしくお願いします。ぜひ、続編もよろしくお願いします。Twitterの方に限定情報あります。よければ見てください (2019年2月13日 3時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん@紅月 x他1人 | 作成日時：2019年2月8日 5時
