東方パラレル転生

魂魄凪 ページ5

「な……凪って誰よ？」

霊夢は困惑しながら、もう1人の霊夢に問いかける。

「凪って誰ですって！？もしかしてそちらの世界には凪が居ないんですか！？」

もう1人の霊夢が目を見開いて驚く。

「魂魄……同じ魂魄姓で妖夢って人ならいるわ」

「……妖夢？私の家系でそんな人はいなかったはずです」

凪は、この世界の魂魄について話し始めた。

半人半霊の家系である事

お爺さんの名が魂魄妖忌だと言うこと

「貴方は、剣術指南役兼庭師……で合ってるわね？」

「……？」

凪は無言で首を傾げる。

「私は剣術指南役ではありません……庭師ではありますが」

「！？」

霊夢は驚く。

魂魄家が剣術を使えないなんて。

「剣術指南役は？いないの？」

「お師匠様が剣術指南役ですが……」

そばで聞いていた紫が息を呑む。


妖忌がいる


紫は驚きのあまり、動悸を起こす。

目眩もし始めた。

「別世界の紫さん！どうしたの？大丈夫？そっちの世界にも妖忌はいるんでしょう？知っているなら」

もう1人の紫が、紫の背中をさする

「だ、大丈夫……ただ、その、こっちの世界で、妖忌が失踪しているの」

紫がそう言うと、凪の顔が青ざめた

「お師匠様……が……？一体何が……」

「そうね。何があったのかしらね」

【番外編】魂魄凪のビジュのイメージ図→←世界の誤差

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