パラレル世界 ページ3
「はあ!?紫が違うなら誰だってのよ!」
「そうだそうだ!」
霊夢と魔理沙は紫に猛反発した。
異変解決者の2人なら、反発するのは当たり前かもしれない。
面倒な異変のほとんどが、大体紫のせいなのだから。
「全くもう……藍!橙!」
「「はっ!」」
紫の両隣に、藍と橙が現れた。
紫はスキマから出て、畳に足をつける。
そして、藍の両肩を掴んで問いかけた。
「私達、昨日からずっとボードゲームをしていたわよね?」
「あ、あぁ。そうですね」
藍は困惑した顔をしながらも、主人の質問にしっかり、明確に答える。
「早く続きやりましょーよー!ゲームなら私でも勝てますし!うふふっ」
橙はぴょんぴょん跳ね、ご機嫌そうに主人2人に催促した。
「橙。ちょっと待っててね。ほら、私はやってないじゃないの」
紫が眉を下げながら霊夢と魔理沙に言う
「……あの、私、自分の世界の紫のスキマで来たんです。こちらの世界とあまり大差があるわけじゃないので。だから、その……」
もう1人の霊夢は下を向き、もじもじしている。
「帰る時に、この世界の紫さんのスキマを使いたくって……その、良いですか?」
霊夢は不安そうに紫の目をじーっと見つめる
それを見て、紫は微笑んだ。
「霊夢に敬語を使われるなんて、何か変な感じね。良いわよ」
それを聞き、霊夢はぱっと顔を輝かせた。
「ただ、1つだけ条件があるわ」
「何でしょう」
「そっちの世界の紫と、話しがしたいのよ」
「あぁ、そのくらいなら全然……」
紫は小さくありがとう、と言って笑う。
「あんたの世界、大変なんでしょ?なら、さっさと行っちゃいましょう」
霊夢が紫の服の袖をぐいぐい引っ張る。
「言われなくても行くわよ!せっかちね全く」
紫は、すぐにスキマを作った。
「藍、橙。帰りが遅くなるかもしれないわ」
「了解しました」
「はーい!気をつけてくださいね〜!」
藍と橙は、紫に手を振り、帰っていった。
「あ!魔理沙、ちょっとあうんに留守番させといてちょうだい。魔理沙はこの世界で待ってて」
「分かった!気をつけてな!」
魔理沙は、神社の外のあうんを呼びにいった
「じゃあ、行きましょうか。さあ、入って入って」
「はい」
霊夢ともう1人の霊夢は、そそくさとスキマに入る。
2人が入った後、紫も入って、スキマを閉じた。
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Ramia - ねむさん» ねむの、名前タグに追加したら?僕も追加してるし·····大体の作品に····· (2022年8月5日 7時) (レス) id: d2c652474f (このIDを非表示/違反報告)
ねむ(プロフ) - Ramiaさん» バッサリ言うなあw増やしてみるねw (2022年8月4日 17時) (レス) id: f73991edc6 (このIDを非表示/違反報告)
Ramia - 誰にも見られてなくて草タグ増やせば? (2022年8月4日 16時) (レス) @page4 id: d2c652474f (このIDを非表示/違反報告)
流莎 - 更新しなよw (2022年7月24日 16時) (レス) id: d2c652474f (このIDを非表示/違反報告)
流莎 - 頑張れーー (2022年7月17日 8時) (レス) id: d2c652474f (このIDを非表示/違反報告)
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