ユーリ!!!onICE ヴィクトルと約束を

6話‐バンケット‐ ページ9

晴「ヴィクトルは結び直す必要がないだろ?」

ヴ「えー」

　と更に抱きつく腕に力を入れてくる

　と、こうしている間にも次の曲が流れ

　何故か勇利と隣にいたはずのクリスがポールダンスをしていた

　ネクタイを結び直し、髪を整え終わるってからユーリが2人のポールダンスを写メりに行った

ヴ「ねーネクタイー」

　未だに離れようとしないヴィクトルを引きずるようにして

　ポールダンスをする2人のもとへと近づく

　ヴィクトルも目の前の光景に興奮しているようだった

晴「何で半裸になる必要がある?」

　目の前の2人は服を脱ぎ捨てパンツ一丁の状態でポールダンスをしていた

ヴ「なんか日本のユウリの技を見て、クリスが対抗心燃やしたようだよ
　 興奮して服まで脱いだみたい」

　解説ありがとう、ただ離れてくれないかな?

晴「ヴィクトル、そろそろ離れて。動きにくい」

ヴ「えぇ、嫌だよ」

晴「すぐに離れないとスキンシップ禁止にするよ」

ヴ「……分かったよ」

　渋々ヴィクトルが離れたのを確認して近くに落ちていたクリスと勇利の服を拾い上げる

ヴ「本当にお母さんみたいだね!晴は」

　それ褒めてないからヴィクトル



　しばらくしてポールから降り、2人はガッと握手しお互いにハグし合う

　…暑苦しいな

　戻ってきたほぼ全裸状態のクリスに服を渡すと

　クリスは勇利の分も受け取り、服を渡していた

　ユーリもいつの間にか隣にいた

ヴ「2人とも凄かったよ!!」

　ヴィクトルがクリスと勇利に声をかけると勇利が危うい足取りでこちらへと来て

　ヴィクトルに抱きつく

　周囲は騒然としている

勇「ヴィクトル〜」

　が、当の本人は酔いも回っている為気にしていない

勇「俺とダンスしよッ」

　勇利はヴィクトルにもダンスバトルを挑む

勇「ヴィクトル〜、シーズン終わったらぁ、うち温泉やってるんで来てくださぁい」

　酔っていたせいか舌足らずの口調

勇「このダンスバトルでぇ、コーチになってくれるとやろぉ?」

　ここは日本語だったから周囲は勇利が言ってる意味を理解していないようだった

　ヴィクトルも

勇「ビーマイコーチッ!ヴィクトール」

ヴ「…ッ」

　なんかヴィクトルの表情が輝いた気が…?

　っていうより、勇利はどうやら俺には気づいていないらしい

　少しショック…かも?

7話‐バンケット‐→←5話‐バンケット‐

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す