33話‐ユーリ視点‐ ページ36
パチパチパチ
拍手が聞こえる
ヴ「あっはは、やっほーヤコフ」
晴「やぁ、ヤコフ。何怒ってるの?もっと褒めてあげなよ」
ヴ「そうだよ、褒めてあげなよ」
声がした方を見るとヴィクトルと晴がいた
2人は俺の憧れでもある選手
この頃はまだ話したこともなかったから2人からしたら初対面みたいなものだった
ヤ「無責任に口出しするなぁああ!!!」
ヴ「俺達も昔、同じことをして怒鳴られたよ」
晴「懐かしいね、そんな事もあった」
ヴ「あの時は2人して聞かないフリしてたよねー」
晴「うん、それでまた怒られた」
ヴィクトルと晴が俺と同じことをした?
呆然としていると晴が俺に微笑みかけてきた
晴「君は4回転なしでも勝てるよ、賭けてもいい」
ヴ「世界ジュニアで優勝できる」
2人の言葉が嬉しくて俺は立ち上がる
ユ「じゃあ4回転なしで優勝したら、2人が振り付けしたプログラム俺に頂戴!!」
ほとんど勢いに任せて言った事だった
2人は顔を見合わせて笑うと俺の方を見る
ヴ/晴「いいよ」
と言って2人が左右それぞれの手を差し伸べてくる
俺は両手を伸ばして握手を交わす
ヴ「世界ジュニアで優勝したら俺のところにおいで」
晴「最高のシニアデビューにしてあげるよ」
この約束のために俺は頑張った
―
――
ふと気づくとよくわからないところにいた
ユ「どこだここ!?」
辺りを見渡しても全然分かんねぇ
ユ「ヴィクトール!!」
海?川?に向かって叫ぶ
「おや、ヴィクトルのファン?」
隣で釣りをしていたおっさんに声をかけられる
…日本語?
ヴィクトルって言ってたし何か知ってるんだよな
「あのお城の下にスケート場があるから行ってごらん」
指さした方に行けってことか
俺は言われた方に足を向けた
少し晴に日本語教えてもらっておいて良かった
全部の意味は分からねぇけど言ってることはなんとなく分かる
あそこにヴィクトルはいる
…待ってろよ、ヴィクトル
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れのま(プロフ) - 柚さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございませんm(_ _)mこの作品は名前固定となっているので変換機能は付けておりません (2017年8月2日 22時) (
レス) id: d4b51bbccd (このIDを非表示/違反報告)
柚 - 名前の変換ができないのですがどうしたら良いのでしょうか、？（ ; ; ）是非読みたいのです教えて頂きたいです。 (2017年7月9日 2時) (レス) id: a8b78700e7 (このIDを非表示/違反報告)
れのま(プロフ) - コウさん» コウさんありがとうございます。今になって気づきました、訂正しておきます。 (2017年3月9日 17時) (レス) id: d4b51bbccd (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - こんにちは、コウと言います。こんな事指摘するのもあれなんですが、最初の二つエピローグとなっていますが終わる時がエピローグで始まりはプロローグだと思います。失礼しました。 (2017年3月7日 10時) (レス) id: 41dfced98c (このIDを非表示/違反報告)
れのま(プロフ) - 白陰さん» 面白いと言って頂けて嬉しいです!!誤字指定ありがとうございます!気づいてませんでした；；これからも更新頑張ります! (2017年1月8日 11時) (レス) id: d4b51bbccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れのま | 作成日時：2016年12月31日 13時
