30話‐入院中‐ ページ33
入院して数日経つ
それにしても酷い怪我じゃないんだし、入院じゃなくてもいいと思う
ってヤコフに言ったら「おまえは自分で病院に行こうとしないから入院させる」って言われた
まぁ、行かないけどさ
あ、怪我を治療しないなんて選手としてダメだと思ってる?
俺、実際選手としてはダメらしいからなぁ、前ヤコフに言われたし
晴「あーあ、ヴェーチェルとヴィスナーに会いたい」
今はヴェーチェルとヴィスナーのことはミラに任せてるから大丈夫だけど
会いたいなぁ、もふもふしたい
晴「…あ、そろそろユーリ来る時間かな」
確か今日は午前中で練習を切り上げるって言ってた
ガラガラ…
晴「やぁユーリ」
部屋へ入るなりベッドまでズンズンと歩み寄ってくる
ユ「ヴィクトルの居場所が分かった!!1週間後、日本に行ってくる」
晴「は?」
ユーリ?君はシニアデビューを控えているのに何言って
晴「ユーリまでヴィクトルみたいな事言って…ダメに決まってるだろ」
ユ「長居はしない!ヴィクトル見けたらすぐ連れて帰ってくる!!」
晴「ヤコフには何て言うつもり?許可が出る策略でもあるの?」
ユ「ヤコフには内緒で行く」
晴「バレると思うけど?」
ユ「すぐにはバレないだろ」
晴「ヤコフならユーリが行く先なんてすぐに見当つくでしょ」
ユ「でもっ!!」
…すごい必死だな
ユーリはヴィクトルと俺に執着しているところがあるからなぁ
晴「…はぁ、分かった。ヤコフには黙っててあげるから」
もう投げやりだ
ユ「本当か!?さすが晴だぜっ!!」
嬉しそうに飛びついてくるユーリを受け止める
ユ「晴もヴィクトル連れ戻しに日本に行かないか?
絶対ヴィクトルも戻ってきてくれる」
晴「んー、ヤコフに安静にしてろって言われてるからね
ついて行けない」
ユ「…そうか」
しょんぼりと表情を暗くする
ユーリは感情が顔に出るから分かりやすい
晴「ユーリ、日本で迷子にならないようにね?」
ユ「なっ…迷わねぇよ!!ガキじゃねぇんだから!!」
晴「んー、俺は心配だなぁ」
サラサラとした髪を撫でると俺に抱きついたまま大人しくなる
ユ「いつ退院するんだ」
晴「んー1週間後くらいかなぁ?」
ユ「…ふーん」
晴「そういえば、ヴェーチェルとヴィスナーの散歩してくれてたんだって?」
ミラからの情報を口にした途端バッと顔を上げて真っ赤になるユーリ
あーもう、可愛い。(※この小説はヴィクトル堕ちです)
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れのま(プロフ) - 柚さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございませんm(_ _)mこの作品は名前固定となっているので変換機能は付けておりません (2017年8月2日 22時) (
レス) id: d4b51bbccd (このIDを非表示/違反報告)
柚 - 名前の変換ができないのですがどうしたら良いのでしょうか、？（ ; ; ）是非読みたいのです教えて頂きたいです。 (2017年7月9日 2時) (レス) id: a8b78700e7 (このIDを非表示/違反報告)
れのま(プロフ) - コウさん» コウさんありがとうございます。今になって気づきました、訂正しておきます。 (2017年3月9日 17時) (レス) id: d4b51bbccd (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - こんにちは、コウと言います。こんな事指摘するのもあれなんですが、最初の二つエピローグとなっていますが終わる時がエピローグで始まりはプロローグだと思います。失礼しました。 (2017年3月7日 10時) (レス) id: 41dfced98c (このIDを非表示/違反報告)
れのま(プロフ) - 白陰さん» 面白いと言って頂けて嬉しいです!!誤字指定ありがとうございます!気づいてませんでした；；これからも更新頑張ります! (2017年1月8日 11時) (レス) id: d4b51bbccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れのま | 作成日時：2016年12月31日 13時
