29話‐電話‐ ページ32
ヴ「晴?どうしたの、黙っちゃって」
晴「あ、いや少し過去を思い出してて…」
ヴ「過去?俺との思い出かい?そうだ、今から昔話をしようか!あれは確か―」
晴「ヴィーチャ、昔話はまた今度ね」
ヴ「そう?遠慮しなくてもいいのに」
晴「いやいいから、また今度ゆっくり話そう」
ヴ「んーそうだね、電話よりも一緒にいるときに話したほうが楽しいし」
どうやら納得してくれたようだ
ヴィクトルが昔のことを話し出したらキリがない
俺が忘れているような事も鮮明に覚えているからヴィクトルの記憶力は恐ろしい
ただ、昔、スクールが同じだった子の名前とかは覚えていないから不思議だ
って、こんな事を考えている間にも看護師さんが来そうだ
晴「ヴィーチャ、少し用事があるからそろそろ切るよ?」
ヴ「えーもうちょっと話そうよー」
晴「そっちはもう深夜0時回ってるだろ?
そろそろ寝ないと寝過ごして朝のジョギングできなくなるよ」
ヴ「あ、それもそうだね
じゃあ晴―」
名前を呼ばれたかと思ったらチュッとリップ音がする
俺との電話でヴィクトルが電話を切る前にする癖
ヴ「じゃあおやすみ、晴」
晴「おやすみ、ヴィーチャ」
電話を切ってすぐドアが開く
看護師さんが夕食を運んできてくれた
ギリギリセーフ…
看護師さんと少し会話をした後、夕食を食べる
テレビをつけるとヴィクトルと勇利について報道されていた
まだ騒いでいるんだメディアは
晴「勇利も大変だなぁ」
まぁ、俺から親友を一度奪ったんだ
このくらいの苦労は仕方ないねぇ
あ、やばい自分でも分かるくらいに黒い笑顔浮かべてる
前までヴィクトルが他の人に夢中になっても何とも思わないと思ってたのに
俺ってこんなに独占欲強かったかなぁ?
ヴィクトルの想いを知っていていつまでもヴィクトルに返事待たせるなんて
俺って嫌な奴だよね
自分の事好きになってもらうってずっと言ってたけど
ヴィクトルは気づいてないんだろうなぁ
もうかなり前から俺がヴィクトルのこと好きだって事
晴「ふふ…」
でもこのことはまだ本人には伝えない
今はまだスケートに集中していたいから
着信音に気づきスマホの画面を見ると相手はユーリだった
晴「あ、ユーリ自分の連絡先も追加してたんだ」
あ、他の選手のものまで
それからユーリが寝落ちするまでずっと電話に付き合ってあげた
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れのま(プロフ) - 柚さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございませんm(_ _)mこの作品は名前固定となっているので変換機能は付けておりません (2017年8月2日 22時) (
レス) id: d4b51bbccd (このIDを非表示/違反報告)
柚 - 名前の変換ができないのですがどうしたら良いのでしょうか、？（ ; ; ）是非読みたいのです教えて頂きたいです。 (2017年7月9日 2時) (レス) id: a8b78700e7 (このIDを非表示/違反報告)
れのま(プロフ) - コウさん» コウさんありがとうございます。今になって気づきました、訂正しておきます。 (2017年3月9日 17時) (レス) id: d4b51bbccd (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - こんにちは、コウと言います。こんな事指摘するのもあれなんですが、最初の二つエピローグとなっていますが終わる時がエピローグで始まりはプロローグだと思います。失礼しました。 (2017年3月7日 10時) (レス) id: 41dfced98c (このIDを非表示/違反報告)
れのま(プロフ) - 白陰さん» 面白いと言って頂けて嬉しいです!!誤字指定ありがとうございます!気づいてませんでした；；これからも更新頑張ります! (2017年1月8日 11時) (レス) id: d4b51bbccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れのま | 作成日時：2016年12月31日 13時
