プロローグ(約束) ページ2
晴「ヴィクトル、俺を超えたら君からの愛に返事をするって言った」
ヴ「うん、言ったよ」
ヴィクトルはうんうんと頷きながら聞いてる
晴「…でも答えられない」
ヴ「え？答えられないって何？どういうこと？」
不安げな目で見てくる
晴「俺はヴィクトルの演技を見たい
…ヴィクトルだって楽しかったでしょ
ジュニアの頃みたいに見てる人を驚かせるあの演技
俺が好きなヴィクトルの滑りだった」
ヴ「！」
晴「俺はもっとヴィクトルの演技を見たい
だから、約束を先延ばしにする」
ユ「おい！晴!ヴィクトル!行くぞ！」
背後からユーリが呼んでる声がする
ヴ「…先延ばし？それとこれとは…」
ヴィクトルはユーリに返事をせず俺を不満げに見る
晴「グランプリファイナルと世界選手権5連覇、それを果たさない限りヴィーチャ
君の想いに返事はしない。これは決定事項だよ」
ヴィクトルの返事を聞かずに俺はユーリのもとへ行く
呆然と立ち尽くしているヴィクトルの方を見ると
ヴィクトルは口元を緩めていた
晴「ヴィクトル？」
思っていた反応と違っていたことに驚いた
ヴ「俺がグランプリファイナルと世界選手権5連覇を成し遂げればいいんだね？
いいよ！必ずやり遂げてみせるよ！」
総約束したヴィクトルの氷上はキラキラと輝いていた
…いいね、そういう表情
俺の好きな表情をしている
晴「…いいね！そういうの大好きだよ?」
俺はヴィクトルに笑いかけた
ユ「早く来い!!!」
さっきよりもでかい声が聞こえる
ユーリが怒ってるみたいだ
ヴ「さっき俺のことヴィーチャって呼んだよね」
なんて聞かれてドキッとした
…スルーして欲しいことに限って触れてくるんだよなぁ
晴「さぁ、呼んだっけ？」
俺は知らないふりをした
ヴ「素直じゃないなぁ」
一歩前を歩くヴィクトルはとても嬉しそうだった
ヴ「さっきの約束だけど」
ヴィクトルが振り返って俺を見る
ヴ「俺は本気だよ？」
さっきと打って変わって真剣な表情に俺はドキッとした
晴「ん、楽しみにしておくよ」
今思えば、この約束が後にリヴィング・レジェンドと呼ばれることになる
ヴィクトル・ニキフォロフの伝説の始まりとなるきっかけだったのだろうか―
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れのま(プロフ) - 柚さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございませんm(_ _)mこの作品は名前固定となっているので変換機能は付けておりません (2017年8月2日 22時) (
レス) id: d4b51bbccd (このIDを非表示/違反報告)
柚 - 名前の変換ができないのですがどうしたら良いのでしょうか、？（ ; ; ）是非読みたいのです教えて頂きたいです。 (2017年7月9日 2時) (レス) id: a8b78700e7 (このIDを非表示/違反報告)
れのま(プロフ) - コウさん» コウさんありがとうございます。今になって気づきました、訂正しておきます。 (2017年3月9日 17時) (レス) id: d4b51bbccd (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - こんにちは、コウと言います。こんな事指摘するのもあれなんですが、最初の二つエピローグとなっていますが終わる時がエピローグで始まりはプロローグだと思います。失礼しました。 (2017年3月7日 10時) (レス) id: 41dfced98c (このIDを非表示/違反報告)
れのま(プロフ) - 白陰さん» 面白いと言って頂けて嬉しいです!!誤字指定ありがとうございます!気づいてませんでした；；これからも更新頑張ります! (2017年1月8日 11時) (レス) id: d4b51bbccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れのま | 作成日時：2016年12月31日 13時
