ヌナのためなら ページ38
jw『いや、、、なんか、ボーッとしてたから、、。
早く戻んないと映画見逃しちゃいますよ。』
A『あー、、ごめんごめん。新しい曲のこと考えててさ。』
結構悩んでるんだよね〜、なんて微笑んだヌナは
少し目を逸らしながらそう言った。
最近、ヌナはこうしてボーッとしていることが多い。
まぁ、普段からヒョン達みたいに良く喋る人ではないし、
俺らがふざけて馬鹿騒ぎしてても、
いつも一歩引いたところから見守っているような人だから、
その様子が特別おかしいってことはないんだけど。
でも最近の様子は、なんだか、
心ここに在らず、、、みたいな、そんな感じだ。
電気ポットのスイッチをカチッと押してスイッチを切ると、
ぶくぶくとした音はゆっくりと止んでいった。
jw『、、、これこんなブクブクいってるのに気づかないなんて
相当曲作りが楽しいんですね〜』
どうしたの、と言いそうになった言葉をグッと堪えて
拗ねた子供みたいな、そんな話し方をしてみる。
A『んふふ、楽しいよ〜
私の生きがいでもあるからね。』
そしたらヌナが安心したように笑ってくれるから、
言うの、我慢して正解だったな、と思った。
曲のこと、なんて嘘なのはわかってる。
でもヌナがそうして誤魔化すってことはきっと深く詮索されたくないってことだ。
普段からあまり自分のことを自分から話す人ではないけれど、
それでもいつも俺らに真剣に向き合って、なんでもまっすぐ答えてくれる人だから。
jw『夢中になるのはいいですけど前みたいに
作業部屋に籠るのはやめてくださいよ。
ヌナがああなると、ヒョン達がうるさいんですから。』
A『え〜、ジョンウヤは心配してくれないの〜？』
いたずらっ子みたいにそうやって聞いてくるヌナは本当にずるいと思う。
jw『、わかってるくせに。』
A『んふふ、可愛いねぇ〜』
jw『、、ア〜、本当にこのヌナは、、。』
また揶揄ってるな、なんて思うけど
ケラケラと笑うヌナの笑い声を聞くと安心する。
jw『もうほら、お湯も沸いたんですし早くコーヒー淹れて戻りましょ。
そろそろヒョン達が騒ぎ出しますよ。』
A『は〜い』
一瞬見えたヌナの思い詰めたような表情は見ていないフリをして、手を引く。
本当は、ヌナのことは全部知っていたいけれど、
ヌナが隠したいと思うのなら、
ヌナのためだったら俺は
こうやって気づかないフリだって簡単にできるよ。
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りりちゃん(プロフ) - 一気見しちゃいました！！！完結になっていますが更新いつまでもお待ちしです！楽しみです！ (11月21日 1時) (
レス) @page41 id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅ - はじめまして！掲載ありがとうございますT^T楽しみにしておりました！次もすごく気になります！ (8月27日 18時) (レス) @page41 id: 6b6533abf9 (このIDを非表示/違反報告)
タンさん(プロフ) - はじめまして！面白くて、読みやすくて、一気に7まで読み進めました！！小野さんのペースでまたお話待ってます！もし可能でしたら、今回のHELLOツアーやBLACKPINKや他のアイドルに可愛がられている秋ちゃんのお話がよみたいです！これからも応援しています！ (2023年3月6日 12時) (レス) @page38 id: 85b052b1c5 (このIDを非表示/違反報告)
ボボ丸 - あ、THANKYOUの日本語バージョン楽しみですね(●´ω｀●) (2022年11月28日 18時) (レス) @page40 id: 435d795ead (このIDを非表示/違反報告)
ボボ丸 - はい！返信ありがとうございました!これからも応援してます💎(*^^*) (2022年11月28日 18時) (レス) @page40 id: 435d795ead (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ono | 作成日時：2022年10月16日 20時
