Everyday .1【treasure】 (ページ35)

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34、メンバーページ35

treasure Aとして練習が開始した。

メンバー同士本当に仲がいいと思う。

みんな厳しい練習をこなしながら
本当に楽しそうだ。

ヒョンソクさんとビョンゴンさんは
私が休憩中も練習を続けていると、凄く怒る。

別にこれくらい大丈夫ですよ、と言っても

女の子なんだから体を大事にしなさい！と。

まるでオンマだな。

スンフンさんは休憩中にどんな音楽が好きかとか

3年間の間どんなことをやっていたのかとか
積極的に話しかけてくれる。

イェダム君とドヨン君は
よく休憩に入るギリギリまで練習をする私に
ドリンクやタオルを持って来てくれる。

ついこの間
『ヌナって呼んでいいですか？』

と言って二人して聞いてくるもんだから

うんいいよ、好きに呼んで、と言ってからは
ヌナヌナと呼んでくれるようになった。

イェダム君が『イェダムでいいです。』って言ったら

ドヨン君も『僕もドヨンでいいです。』って
真似するように言って、

じゃあイェダマとドヨンアね。と言って

なんだか可愛いなあ、、

ジュンギュ君は唯一の同い年だが

一番話さない。

彼と私には何故かはわからないが大きな壁がある気がする。

でもまあ、話せないというわけではないし、
別に練習中に支障はないしいいかなって。

ミダムさんもあまり話すわけではないのだけれど

でも彼の隣はなんとなく一番居心地が良かった。

多分性格が合うんだろうなとか思った。

無理に話さなくてもいいし、
無言の空間も気まずくないと感じるぐらいには
お互いのペースが合う相手だった。

女とか男とか年上とか年下とか関係なく、

私の話を聞いてくれたり、

時々自分から話しかけてくれる時もあって。

お互い口下手だと自覚しているからこそ
そういった時間が私のちょっとした楽しみだった。

思えば私が一番彼と一緒にいる時間が多かったし、

一番会話をすることも多かった気がする。

それでも私は気づくことができなかった。