未知の者が招く終焉への道標 ページ41
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『いい子で隠れていなさい』
ボクは言いつけを守れない悪い子だった。
ごめんなさい。
�将�
「二人目、娘、強 姦、発狂……死亡」
健二郎が壁に映された颯太を見ながら呆然とそう呟いた時。
『かわいそう、おねえちゃん』
小さくつぶやく声がした。
聞こえるはずのない場所から聞こえたその音にビクリと肩をすくませた健二郎がゆっくりと振り返ると、子供用のベッドの上がさっきまでとは違う状況になっていた。
"招かれざる客"が、そこにはいた。
「お前……誰？」
『えっ』
健二郎から声をかけられて"うさぎ"は驚いたように目を丸くした。見つかるとは思わなかった、そんな反応に健二郎は眉を寄せた。
「そんな堂々とベッドに座ってたら誰でも気づくにきまってるやん」
呆れた顔で腕組みをして向き直ると、その"うさぎの子供"はえへへと困り眉で笑い、両手にはめたうさぎの前足をモチーフにした手袋をパタパタと動かした。
『確かに。おにいちゃんたち、すぐにボクを見つけたもんね』
その言葉に健二郎は思い出す。
うさぎのコスプレをしたこの子供と会ったのが初めてではないことに。
あれは、確か。
「ここに俺らを呼んだん……お前、やったよな」
健二郎は数歩距離を詰めると、目線を合わせるように膝を着いた。それから彼の顔をじっと見た彼は、次に勢いよく背後の机を振り返った。
机の上に開かれたままのスクラップブック。
その最後のページを飾ったセピア色の写真に写っていた人物の一人と目の前の顔が健二郎の頭の中で重なり合った。
少年と向き直り、健二郎は険しい顔で尋ねた。
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霙(プロフ) - かたはまさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえると凄く嬉しいです…！期待に応えられるように頑張りますね、これからもよろしくお願い致します！ (2020年4月21日 1時) (
レス) id: 1c76571629 (このIDを非表示/違反報告)
かたはま - すごい面白くて、世界観に引き込まれます！これからも、楽しみにしてます！ (2020年4月18日 23時) (レス) id: 9a78e2b3a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霙 | 作成日時：2020年3月3日 15時
