古明地こいしはヒーローになりたい (ページ30)

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私は基本的に、脳無と死柄木弔をツルで縛って妨害をさせていました

１秒でも縛ることができれば、オールマイトには何回も殴る余裕が出来るからです

確かに、ヴィランにとって私は厄介だったでしょう
消すなら最初、そんなことは明白でした

それでも、そんなことを知っていても好奇心を優先した私は愚かです

緑「古明地さん！！！！」

『え…』

スローモーションでした

久しぶりの感覚を感じていました

まるで、博麗の巫女の弾幕が当たる直前の時と同じで、前世の思い出がどーーーっと出てきました

ただ、ゆっくりと死柄木弔の手が私のお腹に近づいていくのが見えるだけです

ああ、こんな遅い攻撃も私は避けられなくなったかと、思うばかりでした

この戦闘が終わった後、沢山鍛錬をしましょう
反射神経がまだまだ足りないですね

私はこんなところで終わることはありませんから

『あぁっ…』

切「…！！！！！」

痛いです

例えるなら、ナイフで肉を千切りにされながら抉られている感覚です

でも、全てが塵になって、無に帰っていく感覚がします
前世の時と同じ感情を今味わっています

恐らく、人間はこの感情を恐ろしいと感じるでしょうが、私は寧ろ心地良いです

私の顔はあの時と同じになっていないでしょうか

爆「おい古明地！！一旦引け！！！！！」

『っ！！！分かったごめん！！！』

緑「スマーーーーッシュ！！！！！」

緑谷君が死柄木弔を殴り、無事距離をとれました

あはは、これが戦犯ってやつですね