古明地こいしはヒーローになりたい (ページ28)

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２９　ＵＳＪ⑧ ページ28

☆

相｢っぁあ！！！｣

先生の右腕からぐしゃ、と嫌な音がたちました

隣の轟君は顔を歪めています
確かにグろいですよね、かなり

？｢個性を消す個性、素敵だけどなんてことないね

　圧倒的な力の前では…つまりただの無個性だもの｣

そんなこんなで相澤先生がぐちゃぐちゃになっていると、手男の元に黒いモヤがワープしてきました

？｢死柄木弔｣

弔｢黒霧、１３号はやったのか？｣

黒霧｢行動不能には出来たものの散らし損ねた生徒がおりまして、１名逃げられました｣

弔｢…は？
　黒霧お前…お前がワープゲートじゃなかったら粉々にしたよ。流石に何十人ものプロ相手じゃ敵わない…

　ゲームオーバーだ。
　あーあ…今回はゲームオーバーだ。

　諦めて帰ろっか…｣

そんなに簡単に諦めますか…？

弔｢ああそうだ
　帰る前に、平和の象徴としての矜恃を少しでも…

　へし折って帰ろう！｣

手男、もとい死柄木弔は蛙吹梅雨に手を伸ばしました

ですが、もう情報は集まりました
私も動けます

弔｢あ？｣

緑「古明地さん！！！！」
蛙「Aちゃん！！！！」

死柄木弔の身体中は薔薇のツルが巻き付いており、完全に手を動かせなくなっていた

また、脳無も数秒間ツルで捕縛していたため、その隙に相澤先生をツルで救出

私達の元へ運んだ

弔「上にもいたのかくそガキ…！！！！」

轟「古明地…お前作戦練ってたのか」

『いや、今思いついたからやっちゃった』

しかし脳無がツルから開放され、今度は緑谷君の方へ向かっていく

緑谷君含む３人は、恐怖で動けないでしょうか

緑｢手ぇっ離せぇぇっ！！！！｣

弔｢脳無｣

緑｢スマーーーシュ！！！！｣

脳無に強烈なパンチが炸裂しました

おお、風圧がこっちにも来ました

弔｢いい動きをするな。

　スマッシュって…
　オールマイトのフォロワーかい？

　まあ、いいや君で｣

死柄木弔は怯まず、緑谷君達を再度崩壊させようとする

実は今、轟君が下にいる雑魚ヴィランを上から倒していて、私は相澤先生の応急処置をしています

可能なのはツルの盾を作るくらいですから、もうちょっと耐えててください

バーーン！！！

銃弾が響く

緑｢！？｣

ｵｰﾙﾏｲﾄ｢もう大丈夫…私が来た！！｣

峰｢オールマイト！？｣
蛙｢ケロ…｣

緑｢オールマイト…！！！｣

弔｢あぁー…。

　コンテニューだ｣