古明地こいしはヒーローになりたい (ページ27)

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２８　ＵＳＪ⑦ ページ27

☆

？｢動き回るから分かりずらいけど
　
　髪が下がる瞬間がある｣

相｢っ！！！｣

？｢1アクション終えるごとだ…｣
相｢くっ…！｣

？｢そしてその間隔は段々短くなってる

　無理をするなよ、イレイザーヘッド！！｣

高いところから相澤先生の戦いを見ていますが(ツルで)、かなり苦戦していますね

しかも手を顔に付けた男(以後、手男と表記)の手が先生の肘に触れた時

轟「崩れてる…？」

『わざわざ手を触れさせてる感じ、攻撃範囲は手のみっぽいね
　個性は…崩壊ってところか』

轟「…冷静だな」

『情報は平等に見ないとズレが生じるからね』

轟「…。
　《こういう場面に慣れてるのか？
　もしかして俺みたいに親がヒーローとかか？》」

へえ、さっきの話と照らし合わせると、父親がヒーローってことですか

？｢その個性じゃ、集団との長期決戦は向いてなくないか？

　普段の仕事と勝手が違うんじゃないか？

　君が得意なのはあくまで、奇襲からの短期決戦じゃないか？｣

図星、という顔をする相澤先生

嘘を付く余裕は無いようですね

｢それでも真正面から飛び込んできたのは生徒に安心を与えるためか？｣

？｢かっこいいなぁ

　ところでヒーロー…本命は俺じゃない｣

手男の後ろにいた脳みそ男が、相澤先生に向かってパンチを繰り出しました

先生は成す術無く倒れています

？｢教えてやるよ…イレイザーヘッド
　そいつが対平和の象徴

　改人、脳無｣