２７ Ｕ Ｓ Ｊ��♥絶体絶命 ページ26
☆
移動するまでに一悶着ありました
轟「なぁ、古明地…
俺もツルで行くのか？？」
『速いのは保証するよ？』
轟《ツルを使った方が速いのは分かる！
だが共に行動すれば、俺の理性が持つか分からない
変に勘付かれたら避けられる
どうすればいいんだ…》
理性？
勘付かれる？
避けられるような事情を隠してる？
あちゃー、戦闘訓練の時とかに思考を覗けば良かったです
暫くの間、彼の思考を覗いておきましょう
取り敢えず、私はいざとなったら無意識を使えるので彼に怯える心配はありません
『大丈夫、安全も保証するよ！
ツルは何重にもして、めっちゃ太くしとくから』
轟「…分かった
《耐えるしかねえ…》」
耐えるってどういう意味ですかね
私といることを我慢するということは…
え、もしかして戦闘訓練で煽ったから(２回)
嫌われてますか！？！？(違います)
そ、そんな！！！
３年間を過ごす仲になるのに、最初から仲が悪くては意駄目です！！！(だから違います)
これは仲良くなるために努力しなければ！！！
仲良し作戦開始です！！！
移動中
『轟君って氷を操るから遠距離かなーと思ってたんだけど、近距離もめっちゃ強かったじゃん！！！
昔から武道とか習ってたの！？！？』
轟「ああ…小さい頃から」
『やっぱり！！！めっちゃ努力してきたでし…
轟「親父から無理やりやらされてたからな」
『…。』
轟「…。」
気まず
轟《くそ…やばい、そろそろ限界だ…
抑えられない》
やばいやばいやばい！！！地雷踏んだ！！！
轟君、怒り抑えられなくなってる！！！！
(違います、勘違いです)
『ねえ、轟君、え、えーっと…その…』
轟「古明地わりい、黙ってくれ」
うわーーーーー！！！！
完全に嫌われたーーーーー！！！！！！
(違います、すれ違いです)
轟「うっ…
くそ…」
しかもこっちめっちゃ睨んでくるし、顔真っ赤でカンカンですけどー！！！
それに背中屈めて臨戦態勢入ってるし…
私ってこんなに友達づくり下手でしたか！？
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ちょっとした補足
・１８ ♥轟の反省会 を見てください
大体解ります
・睨んでくる→興奮状態で古明地を血眼に見てるだけ
顔真っ赤→興奮(近くに好きな人がいる、ただそれだけ)
背中屈めて→たってるだけ⤴
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作者名：深芳野 | 作成日時：2024年3月17日 22時
