古明地こいしはヒーローになりたい (ページ20)

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２０　メディア襲来① ページ20

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お昼ご飯の時間です

今日も４人で食堂に来ました

麗｢うわ～今日も凄い人だね！｣

飯｢ヒーロー科の他にサポート科や経営科の生徒も一堂に会するからな｣

麗｢お米が美味い！｣

緑｢《麗日さん聞いてる？？？》
　あぁ…いざ委員長やるとなると務まるか不安だよぉ｣

『まあ、最初は不安だよね』

飯｢しかし、緑谷くんのここぞという時の胆力や判断力は多をけん引するのに値する。
　だから君に投票したのだ｣

緑｢君だったのか！？｣

『飯田くんも委員長やりたかったんじゃないの？』

麗｢メガネつけてるもんね！！！｣
緑《そこ？》

飯｢やりたいと相応しいか否かは別の話…
　僕は僕の正しい判断をしたまでだ｣

緑、麗｢｢僕！？｣｣

え、そんなに驚きますか！？
私は僕も俺も、呼び方気にしないタイプなので、理解し難いです

緑｢いつもは俺って…｣

飯｢いやあ…それは…｣

麗｢ちょっと思ってたけど…飯田くんって坊ちゃん！？｣

飯｢坊！！そう言われるのが嫌で一人称を変えていたんだが…実は飯田家はプロヒーロー家系なんだ｣

『兄とか姉にプロヒーローいたりする？』

飯「ああ、兄がインゲニウムって名前で活動している」

あら、やっぱり名家でしたか
コネはつくっておいて損はないですね、引き続き仲良くしましょう

緑｢インゲニウムって東京の事務所に65人もの相棒サイドキックを雇ってる大人気ヒーローの！？｣

飯｢詳しいな｣

飯｢規律を重んじ人を導く愛すべきヒーロー
　俺はそんな兄に憧れ、ヒーローを志した！
　しかし、人を導く立場はまだ俺には早いのだと思う｣

『えー、導けるって思ったんだけど』

飯｢君、もしかして僕に票を入れたか？？｣

ジリリリリリリリリ

緑｢警報！？｣

「セキュリティ３が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難して下さい」

飯｢セキュリティ３ってなんですか？｣

先輩｢校舎内に誰かが侵入してきたってことだよ！
　３年間でこんなの初めてだ！君らも早く！｣