意味が分かると怖い話 −解説−３

第五十一回：光るパズル【解説】 ページ2

例えば、一時間だけ明かりを点けたとしましょう。
　そうしたら、光るパズルは明かりを消した後の一時間の間のみ光りました。勿論、その後パズルは光りません。

　その間に男性が二時間程外出したとしましょう。
　そして、彼が帰ってきたときにパズルは光っていますか？光っていませんか？

　光っている訳ありませんよね。

　パズルは彼が帰ってくる一時間前から光らなかったのです。
　ですから、パズルが光っているはずがありません。


　ということは、朝、彼は二時間明かりを点けたとしても、夜に帰ってくるので、二時間は必ず経っているのです。
　つまり、上記の例の通りになるわけですね。
　『誰か』が彼の部屋に入り、明かりを点けない限り、パズルは彼が帰ってきたときに光っていません。

　このことから解るのは、
・『誰か』が長時間彼の部屋に居た。
・『誰か』がついさっきまで彼の部屋に居た。
　この二つのどちらかです。

　どちらにしろ、『誰か』が彼の部屋に侵入し、『何か』をしたのです。

　もしかしたら、彼が帰ってきたことに気付き、明かりを消して部屋のどこかに隠れたのかもしれませんね。

　さて、『誰か』は一体彼の部屋に何をしに来たのでしょうか…？

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