第六十三回:未来が見える【お話】 ページ25
小学生の時、勉強も運動も苦手な同級生であるAを何度もいじめた。
そんなAは中学生になり、授業中寝てるのに常にテストは満点。
学校行事もAが運営の役をすると、必ず大成功だった。
不思議に思った俺はAを呼び出してなぜか問い詰めた。
するとAは「実は僕、少し先の未来が見えるんだ。普段と違う
行事やイベントは特にクッキリと見えるんだ。」と言う。
俺が羨ましいと言うと「僕は未来なんか見えない方がいい。もし君が欲しい
なら、卒業式の前日にこの能力をあげようか?」だと!やったぜ!
そして時は流れ…とうとう卒業式の前日、Aに呼び出された。
能力を受け渡すには「儀式」のようなものがいるとかで、1分間程俺に耳を
塞がせて何やら小声で呪文(?)を唱えた。
儀式が終わるとAは未来が見えなくなり、俺は未来が見えるようになった。
(すげぇ、ホントに見える!確かに明日の卒業式がハッキリと見える!!)
高校では彼女も出来て、大学、そのまま一流企業に就職。結婚。
幸せの絶頂だった。
そして「今」少し後悔している。
第六十三回:未来が見える【お話】→←第六十二回:地下鉄構内の男【解説】
57人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
♪・。sana。・♪ - DQNのお母さん優しいのか怖いのかよくわからない・・・ (2014年12月18日 13時) (レス) id: 3c109d3a55 (このIDを非表示/違反報告)
涙花(プロフ) - ゆうくん踏まれてしんじゃった♪って怖いよ!怖いとしか言えないよ! (2014年5月11日 12時) (レス) id: b3976db23e (このIDを非表示/違反報告)
らいあp - えっと、メチャメチャ面白いですが怖くないです!(これは自慢です) (2014年2月2日 18時) (レス) id: 5127ff2650 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - あー怖い。 (2013年10月30日 19時) (レス) id: 00ac137c43 (このIDを非表示/違反報告)
ヒイナ - 怖い・・・・ (2013年10月20日 18時) (レス) id: a812943728 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆあ | 作成日時:2013年6月28日 8時