♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡▶▶▶♡ ページ13
「知ってるんですか？」
『えっ、いやそんな滅相もない』
「アンタは誰に対して謙遜しとるんすか」
後輩達に左右から詰められバインダーを縦にじりじりと距離をとる。
鎖骨綺麗すぎてなんか変な気分にすらならないな…。聞きたいけど堂々とテリトリーに進入しすぎてなんなんこいつ気色悪とか思われたら私それはそれでもう再起不能になってしまうんだが！！
「このひと婚約者いるみたいですね」
なにげなーく橙乃が放った言葉が容赦なく胸を貫通してきた。ぅう、という世界一情けない呻き声と共に今、わたしの中で何かが終わった気がする。なによ！ショッピ！そんな蔑んだ瞳でせんぱいを見るのはやめなさい！！
「ガチ恋でもしてるんすか？」
『べつに???し、してませんけど？？？』
こ、コイツ馬鹿にしたような目で…！
後輩の冷たさとアマノさんの婚約者に泣いて帰った。
♤
もはや邪魔なものは取っ払われて清々しいほど開けた視界が今や恨めしかった。別に付き合ってもないのに、沸々と体の深いところから沸いてくるようなこの不快感というかどろどろとしたなにか。膝を抱えて、向かい側を眺めて何かすることもなくビール缶を揺すった。
ぱちん。
とちいさな音がして、電気がついてカーテンが開いてスーツ姿のアマノさんがひょっこりと顔を出す。
『こんばんは。』
「こ、こんばんは？？」
ジトーとした瞳を彼に向けつつ頬杖をつく。わたしなりの精一杯の睨みというか威嚇だったのだがアマノさんにとっては子猫程度の威嚇にしか見えなかったらしく落ち着こうな〜と微笑まれた。ステキ……♡じゃなくて！！
ど い つ も こ い つ も わ ら う な ！！！
「怒ってる？」
『お、怒ってないです』
ぐりぐりとビール缶を指でへこませて唸りながら、アマノさんの眼圧に促され少しの羞恥心を取っ払って犯行程度に彼を少しばかり睨みつけて唇を尖らせた。
『アマノさんって婚約者いるんですか』
「ブッ」
──────アマノさんが口に含んでいた水を盛大に詰まらせ噎せた。
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白玉こ(プロフ) - 更新ずっと待っておりました😭！！！！！この小説の虜なので本当に嬉しいです‥！！続き楽しみにしております！！！ (3月17日 1時) (
レス) @page14 id: e18dbc994e (このIDを非表示/違反報告)
🍄 - わー！！！rbr最高すぎません！？まっじでぇ好き♡続き楽しみです！ (10月22日 17時) (レス) @page11 id: b1dd06e495 (このIDを非表示/違反報告)
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