♡▶？ ページ1
『ウウン……』
一人殺風景な部屋で唸る。目がいたくなるほどの真っ白い壁をみて目を細める。
お金、金が足りない。働かなきゃ。酒の入ってぼんやりとした頭で、そればかり考える。
寝て過ごしてという自堕落な生活を送ってもお金が儲かるような人生でありたかった、と
なんとマァ、現実味のない思考がふつと沸く。
こうやって遅くまで起きているのも光熱費の無駄だったワ、と最終的には思い立ち寝室に向かおうと空っぽの酒缶をゴミ箱に投げ入れたその瞬間、軽快なチャイムの音が響いた。
「すみませーん、夜分遅くに」
透き通った、綺麗な声がドア越しに聞こえてくる。こんな遅くにホウモン？何故、とふわふわとした思考でドアノブにかけた手をはた、と止めた。ドアスコープを念のためのぞき込む。正直記憶の片隅にすら存在していない声と姿。誰？と訝しげに目を細めた。が
「隣に引っ越してきた者なんですけどぉ」
なんだ、そういうことかと納得して玄関の扉を開けた。
あけて目と鼻の先でドアを閉めたくなってしまった。
くりくりのビビッドピンクの瞳に、低めの身長。
まさに己のタイプの人間を具現化したような容姿をしていた。
ぎゅむりと心臓を鷲掴みにされた気分に陥る。
か、カワイイ系
という人によっては失礼とも思える事ばかりを頭の中でひとり転がしていた。
『始めまして…？』
「……あ！始めましてぇ隣に越してきた天乃いいます」
はにかむ顔もサイコーである。まさに目の保養。
童顔ということも相まってか、お顔がべりーきゅーと。
「挨拶は早めにすませておきたくて、これ良ければ」
『ア、ありがとうございます』
カンサイベン、なまりの独特な喋り方から推測するに関西からきた人なのだろう。
彼は、視線が会うなり頬を薄く染めて微笑みながら去っていった。
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白玉こ(プロフ) - 更新ずっと待っておりました😭！！！！！この小説の虜なので本当に嬉しいです‥！！続き楽しみにしております！！！ (3月17日 1時) (
レス) @page14 id: e18dbc994e (このIDを非表示/違反報告)
🍄 - わー！！！rbr最高すぎません！？まっじでぇ好き♡続き楽しみです！ (10月22日 17時) (レス) @page11 id: b1dd06e495 (このIDを非表示/違反報告)
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