いやよいやよもすきのうち！② (ページ24)

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「丈くん丈くん！！！」

丈「うるさぁ…なにぃ？」

「丈くんって大橋くんのことどう思ってるんですか？！」

丈「はぁ？おおはし？なんで？」

「いや、親衛隊として知っとこかなと思っただけですよ！」

丈「なんやそれ(笑)特になんもないけど。」

「そんなことないでしょ！？」

丈「ん〜〜、強いて言うならぁ、」

「強いて言うなら？」

丈「俺にしか見せへん顔があるとこが可愛いなと思うかな」

ん？？んん？？
俺にしか見せへん顔可愛い
ん？？
明らかに目が点になっているであろう僕の顔を見てニヤニヤ笑ってる丈くんが目に映る。

丈「何を探ってんのか知らんけども」

「いや？なにもそんな…」

丈「まぁけんとが思ってる関係よりももっとディープな関係であることは間違いないわ。いろんな意味でな。(笑)」

俺の脳内がキャパオーバーです。
ディープな関係ってなんなんですか。
一人で頭を抱える僕の髪の毛をくしゃくしゃにして「落ち着いてなぁ〜」と笑ってお手洗いに行ってしまった丈くん。

これが最年長かつ、大先輩の余裕か、なんて思いながらも頭をフル回転させている。

すると、大吾くんがニコッと笑いながら肩を叩いてこう言った。

大「あんまり探りなや、って言うてるでしょ？」

「けんと怪しんでるなぁ」
「怪しむも何も、俺は隠してるつもりないけどなぁ？」
「1番面白がってんの大吾やからな」
「楽しそうやなぁ〜！」

fin.