いやよいやよもすきのうち！② (ページ21)

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こあくまページ21

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ピコン
”まだのんでんの？”

ピコン
”何時ぐらいに解散すんの？”

ピコン
”迎えに行く”

大好きな彼からの連絡に思わず口角が上がってしまう。

大「じょうくん？」

「ん〜まぁ」

正「めっちゃピコンピコン鳴るやん」

「ん〜まぁなぁ」

じょうくんはこんなキャラじゃないって、みんなはそう思ってるんやろうけど。
かなり心配性で、過保護なとこもあって、尚且つ構ってちゃん。

大「じょうくんってほんまはっすんのこと好きよなぁ〜尊い…」

正「愛されてる感すごいよな…」

「せやなぁ〜ふふ」

幸せそうで何よりです、と正門の落ち着いた声とニヤニヤする大ちゃん。

大「で、返事返さんの？」

「ん？うん」

正「なんで？！」

何通も連絡来てるけど俺は一切返事は返さない。そんな俺にはよ返したりや、ってちょっと怒る大ちゃん。

「だって、こうやって返事待ってる間って、俺のことしか考えへん訳やん？なんかよくない？そういうの！」

嬉しそうにそう言うと「わっるーー！」「小悪魔とかってレベルちゃうで！悪魔や！」なんてギャーギャー言われる。

すると、ピコン。とまた通知音が鳴る。
けどこれは俺の携帯ではない。

大「なぁ、じょうくんからどこで飲んでるか教えろって連絡来ましたけど」

「ふふ」

教えるで、ほんま…と呆れ顔の大ちゃんにありがとーと伝える。
正門に関しては「はっすんがこんな計算高いと思ってなかったわ…」と関心してる。(笑)

30分もしないうちに、「いらしゃせーーーー！！！！！！」と元気な店員さんの声が響き渡る。

入り口を覗いた正門が「お迎えに来ましたよ」と俺に伝える。

さぁ、今日はどのパターンのじょうくんかなぁ、なんてワクワクしてくる。

正「お、じょうくん！」

大「やっほ〜」

その2人の声につられるように目線をじょうくんに向けると眉間にシワを寄せて超絶不満そうなじょうくん。
今日はパターンＢかぁ、なんて呑気に考える。

丈「おい、お前何で返事返さんねん」

「ん〜？ごめん、気付かんかったぁ」

丈「はぁ？気付かん訳ないやろ？大体俺がこの時間なったら連絡することもういい加減分かるやろ？」

「ごめぇん」

丈「その心こもってないごめんなんとかならんの？」

「そんな怒らんでもいいやんかぁ〜」

丈「…あのさぁ？」

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