いやよいやよもすきのうち！ (ページ10)

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こくはくページ10

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「認めたくないねんけどな、もう多分そう。」

俺、遂に認める。
大橋のことが好きやわ。
友達とかメンバーとかそういう好きじゃなくて、恋愛感情での。

正門「ほんま認めるの時間かかりすぎですよ。」

恭「見てて伝わりすぎて恥ずかしいっすもん。で、いつ告白するんすか？」

ラジオ収録の後、大橋は用事があるからってソッコー帰って行った。
正門と恭平でご飯に来てこの話題になった訳で。

「いやいや、告白なんかできるわけないやんけ！このままの関係でおらなドン引きされて距離置かれてサヨウナラの未来しか見えへんわ！」

同じグループで、シンメで、10年近く一緒にやってきた仲間にいきなり告白なんかされたら困るやろ。
しかも大橋は超がつくほどええ奴。
気遣ってしんどくしてまうところまで見えるわ。

恭「いや、何言ってるんすか。それ本気で思ってます？」

正「まぁまぁ、あんまり俺らがはやしたてるのも良くないで。けど丈くん、これだけは言うときますけど少なくともそんな未来は待ってないと思うなぁ。」

俺のことを思ってそう言うてくれてんねんな。
優しい奴らやで。

「このままでええねん。」

そう、このままで充分。

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