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嫉妬？俺が？誰に？
このもやもやの正体が嫉妬？
そんな訳ないやん！なんの嫉妬よ！
だって俺も丈くんも男やのに！
いやいやいや、まずそれ以前に大事なメンバー！シンメ！嫉妬する理由がどこにあるんよ！
大「だってさ、もしその電話かかってきて嬉しそうに電話してたのが僕やったら？どう？もやもやする？」
「んーーーー、多分せぇへんと思う…」
大「せやろ？そのさ、もやもやって、グワッてなったときどんなこと思ったん？」
「どんなこと…？んー、楽しそうやなぁとか、丈くん俺と喋ってるときあんな風に笑ってくれてないんちゃうかなぁとか、なんで俺じゃなくて大地なんかなぁとか…ん？あれ？」
大「はいその感情！！素晴らしい丈橋の予感しかせえへんわ！もうな、見てる側からしたら全然次に進まんから課金してでも次のステップに進ませたろ思う乙ゲー状態ってことだけは分かっといてほしい！」
あかん、8割何言うてんのかは分からんけど
自分の感情に当てはまる文字がハッキリと
頭の中に浮かんだ。
「俺、丈くんのこと好きなんや。」
まぁ、こんなこと話せへんし隠し通さなあかんことやねんけどな。
家に帰ってからも好き、の2文字が頭をぐるぐる巡る。
けど好きって気付いた途端、自分の中の何かが綺麗さっぱりなくなって、
自分の気持ちも大切にしてあげたくて。
気付いたら丈くんに電話してた。
丈「もしもし？どうしたん？」
耳元に感じる丈くんの低くて心地良い声。
「いや、なんか気付いたら電話かけてもーてた！無意識！」
なんて言うたらいいのか分からんくて、
胸が無性にドキドキ跳ねて五月蝿くて。
丈「なんやねん(笑)明日もレッスン早いねんからはよねえや。」
ツンツンして聞こえるけど、すごい思いやりの溢れた言葉。そういう優しいところ、ほんまに。
あぁ、丈くん好きやなあ。
丈「…は？！何をいきなり言うてんねん！」
おっと、声に出てもーてた！！(笑)
「あ、いや、ごめん(笑)」
とりあえず笑って、謝って、誤魔化す。
丈「まぁええわ。風邪引かんようにあったかくして寝ろよ。おやすみ。」
「うん、ありがとう！おやすみ！」
今度好きだと伝えるときは
笑って、ありがとうを伝えて、誤魔化さず真っ直ぐに。
そんな日がやってくるといいなぁ。
fin.
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作者名：おまめ | 作成日時：2020年5月10日 15時
