いやよいやよもすきのうち！ (ページ42)

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「じょうくんそんな怒らんといてよぉ…」

「いや、あれはあかんってほんま！やりすぎやねん！」

「ファンの人達がっかりしたかなぁ…」

「え？」

「せやんな、俺そんなキャラじゃないもんな…どうしよ…俺リーダーやのに…」

ここは落ち込んでネガティブ作戦で行こう！
そしたらそういうことちゃうねん！って焦り出してくれるやろ！！

「いや、ちゃう、まぁそらちょっと印象違いすぎてびっくりした人もおるかもしれへんけど、それはギャップやから悪くないやろ…」

「ううん、じょうくんが怒る理由もわかる…ごめんなぁ…」

さあ、そろそろ来るかなぁ〜？

「ちゃうって！怒る理由全然分かってないわボケ！！なんやねん！」

「なにぃ？」

「会えてないのにあんな動画出されたらこっちだってたまったもんじゃないわ！ほんでああいうのは俺だけが見れたらええねん！なんで全世界に提供してんねん！ふざけんな！そんな安いもんちゃうわ！！！」

「え、じょうくん…妬いてんの？」

「はぁ？？？！だまれ！妬いたらあかんのか？」

「えーーー！かわいい！じょうくん会いたい！！！」

「うっさいだまれ！」

「ビデオ通話しよ！なぁ！」

「いらんわ！ボケ！もういい！切んぞ！」

「えーー！なんでよー！じゃあじょうくんはそのままでいいから俺ビデオ通話に切り替えるな！」

そう言って、俺のカメラをオンにする。
じょうくんがこの画面の向こう側にいる、そう考えたら嬉しくて仕方ない。

「お、おまえ！服を着ろよ！！！！！」

「えーだって暑いねんもん〜」

アングルをあの動画と同じようにして、カメラの向こうのじょうくんを真っ直ぐ見つめる。

「はやくじょうくんに会いたいなぁ〜」

「ほんま…生き地獄やねんけど…」

「大好きなじょうくんにはやく会って、ちゅーもその続きも、したいなぁ？」

そう言ってにこっと笑ってみせると、

「〜〜！！！うっさい！！！だまれ！！！！切るわボケ！」

そう言って電話が切れた。
可愛いなぁ〜きっと顔真っ赤にしてるんやろうなぁ〜なんて考えてニヤニヤしてしまう、そんな夜更けのことでした。

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ずっとこれが書きたかった。(笑)

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