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大「おはようさ〜ん！」
流「おはよう〜」
「おはよー！」
大「あれ？はっすん顔色悪くない？」
流「ほんまや、どうしたん？しんどいの？」
やっぱり鋭いなぁ…
「寝不足かな？昨日夜ふかしして漫画読んでもーたから！」
大「休めるときに休まなあかんやんか〜！」
「反省反省〜！」
ここでも小さな嘘をついて誤魔化す。
丈「おはよー」
「あ！丈くん！おはよ！」
大好きな丈くんを見るとしんどさもちょっとだけ飛んでいく！
丈「…どうしたん？しんどいんか？」
心配そうな目で俺を見つめる丈くん。
せやんな、さすがに丈くんは気付くよなぁ。
「寝不足！全然大丈夫やで〜！」
丈「大橋？嘘はつくなよ？」
真剣な顔でそう言う丈くんに
思わず口角が引きつってしまう。
「う、嘘とちゃうよ！ほんまに大丈夫！」
そうヘラっと笑うと腕を引っ張られソファまで連れて行かれる。
しんどすぎて抵抗する力もない。
「ちょっ、丈くん！？」
ソファに無理矢理座らせられ、恐る恐る丈くんの顔を見上げると悲しみと心配と怒りが混ざったような表情で俺を見ていた。
丈「しんどい、助けて、って顔で大丈夫って言われても困るわ。とりあえず横になっとけ。ほんまは帰らせたいけど一人で帰れる状態じゃないやろ？午前中でレッスン終わるし一緒に帰ったるからそれまでここで寝とけ。起きてくんなよ。ボケ。」
反論する間も頷く間もなくマシンガンで話した後すぐにレッスンに行ってしまった丈くん。
あ〜あ、やってもーた。
丈くん怒ってたなぁ。迷惑掛けてしもたな。
ボケって…
…ん？てか一緒に帰ってくれるって？
優しいなぁ。大好きやなぁ。ふふ。
怒られてるはずやのにニヤニヤしてしまう。
それにしてもほんまにしんどい。
目を閉じたらすぐに寝てまうんちゃうか…
あ〜頭痛いなぁ…
気付いたときには自分の家のベッドの上やった。
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作者名：おまめ | 作成日時：2020年5月10日 15時
