嫌味な先生 2 (和牛:水田さん) (ページ37)

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ｶﾞﾗｶﾞﾗ…

河井『何やねん騒がしいな〜
ここ保健室ちゃうんか？

亜生までおるやん』

『ゆず兄っ』

水田『もう何やねんお前ら！集合すんなて！
俺の事好きすぎやろ…』

川西『いやお前ちゃうしAやし。
お前は多分、この中で1番可能性低いから。』

『うん』

水田『うんって言うた！
今A、うんって言うた！？え、？！』

河井『うっさいなお前！』

亜生『なんで俺この人に負けたん！？』

『っwww』

水田『A家まで送ったるから
はよここ出よ！変な奴ばっかりやここ。』

河井『誰が言うてんねん！』

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟｰﾝ
｢水田先生、至急職員室までお越しください｣

水田『何やねんこんな時に…！
あ〜…駐車場で待っといて！』

『は〜いww』

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

水田『じゃ。
……亜生も卒業おめでとうな。ありがとう。
あとAの事はよ諦めてな』

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

亜生『最後の一言めっちゃ腹立つわ〜
ほんま嫌いやあの人。』

と言いながらも笑顔で話す亜生くん。

河井『卒業おめでとうな。2人とも。』

『ありがとう』
亜生『ありがとうございます』

河井『卒業してもたまには遊び来いよ？』

『当たり前じゃん』

亜生『はい！』

『……じゃ、私も行ってくる！』

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

『賢ちゃん、ゆず兄、亜生くん…
ありがとうございました！』

と扉の前で頭を下げた。

待ちに待っていたはずの卒業。

こんな気持ちになるなんて
思いもしてなかった。

亜生『幸せなってな。
何かあったら俺んとこ来て！！』

『うんっ』

河井『いや、亜生の先に俺な。』

亜生『……はっ？え？』

河井『ん？』

亜生『いや…………、』

川西『www』

『じゃっ！』

川西『気をつけや〜』

ｶﾞﾗｶﾞﾗ…

川西『ほんまお前ら見てたらおもろいわww』

河井『あ〜ぁ……惜しい事したわほんま…』

亜生『ほんまっすよね……
てか河井先生もやったんすね』

河井『何が？』

亜生『いや…A…』

河井『……さぁな〜……』